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末廣圭「ひとみ惚れ」

末廣圭「ひとみ惚れ」。電子復刻第95弾。官能ロマン小説なので、今日のお話は女性の方々は読まなくて結構。デパートの眼鏡売場で働いていた城戸将人・30歳。青山の松村眼鏡店の社長に「瞳が美しい」とスカウトされる。お店に訪れる人妻たちに気に入られて、お店の内外で全10編の大活躍。
①錯覚の交わり
・渋谷のラブホに居るというアラフォー人妻の稲田晴美に、コンタクトレンズを届けるように言いつかった将人。キスを求める晴美に「これで二度目」と言われて狼狽。
②色眼鏡
・28歳の西村倫子は松村社長の前夫人の娘。父の後妻の浮気(実は将人と)に相談に来たのに、将人に叱られて発情。婚約者までいる社長の娘と一戦交えることに。
③四十路妻惑乱
・社長に老眼と診断されて激怒する星野江利子・41歳。後を任された将人は、女性自身の老化を気にする人妻を、車の中でくんずほぐれつ診断。
④ホクロの味わい
・眼鏡を壊して、母の叱責を恐れて泣いていた陽介少年に同行した将人。母親・伊崎宏美は、乳房の黒子を見せて「これで二度目」と。無償の弁償に熟れた果実の報酬。https://www.amazon.co.jp/dp/B08DNDHKSK/
⑤怖いもの見たさ
・デパート時代の同僚・岩井雅美が、眼鏡店に伴った池永洵子・26歳。ど近眼の洵子は眼鏡嫌いの夫で、閨房では手探り。一度でいいから眼鏡で男性の一物を見たいと。
⑥比翼の契り
・鬼怒川への社員旅行で入った深夜の温泉に入ってきたアラサー美女・美津子。露天風呂で交わった二人だが、美津子は社長の連れてきた情婦だった。
⑦政治より性治
・フレームを届けに議員会館に来た将人。女子アナから国会議員に転じた西村杏子・38歳の疲れた顔を見て、凝った身体をマッサージするうちに、お互いに火がついて。
⑧人妻救出
・小松智子・28歳は、お見合い結婚2年で夫婦不和に。居酒屋で相談するうちに、かつて社員旅行で交わった記憶がお互いに蘇って、ラブホで智子のストレス発散。
⑨痛くないお注射
・社長の友人の娘である短大卒の宮本浅海を、店で預かることになった。化粧は濃く、服装は派手なわがまま娘。教育係の将人は、浅海に夜の講師をせがまれる。
⑩魔の土曜日
・還暦過ぎの大学の先輩・野田正樹の自宅に夕食に招かれる。夫人ジェニファーは、27歳のフィリピーナ。若妻の欲求に応えきれない正樹は、将人に応援を頼む。

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