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末廣圭「女体リコール」

末廣圭「女体リコール」。電子復刻第72弾。官能ロマン小説なので、今日のお話しは、女性の方々は読まなくて結構。須藤俊介は「大東京自動車」の子会社である「大東京モーター」の「コミッション・セールスマン」である。「コミッション・セールスマン」とは歩合給で、他社の車も売って構わない。37歳、身長177cm、体重65kg。男盛りの俊介は、受注のためには、枕営業も厭わない。300人の顧客のうち、半数以上は女性客だ。女体も頂くが、その分しっかり車の受注も挙げてくる有能な「コミッション・セールスマン」である。
 先ずは三上静江、32歳。新興宗教法人「宇宙の神」の車輌課長である。「大東京モーター」の別セールスマンとカーセックスしている光景を目撃し、その弱みにつけこんで女体も車受注も陥落させる。雑司ヶ谷で婦人科を営む、女医の仲谷文枝33歳。車の当て逃げをされて、俊介にSOS。優秀なセールスマンとして、事故対応や車の修理はもちろんのこと、文枝の病院まで同行し、ケガの治療と欲求不満も解消までケアに努める。三十路半の倉沢千明夫人には、12歳になる中学生の息子・大佑が第二次性徴期で、母親の身体に興味を持ち始める。おまけに担任の26歳になる牧瀬里穂似の美人教師・栗原友美先生へ結婚の申し込みまでしてしまう。息子の欲望をフェラチオで鎮めようと言い出す千明夫人を、俊介は押しとどめる。早速、保護者参観に赴き、栗原友美先生と面談の末、彼女と合体して、道理を諭す。カメラマンの蓮見依子・30歳に呼び出された俊介。創作上の悩みを打ち明けられ、自然撮影から、人物撮影を勧める。その結果として、自らがヌードモデルとなることを求められる。俊介は受け入れる条件とあいて、依子もヌードみなることを要求する。入江涼子・29歳は、女性下着売場への買物に、俊介をつき合わせる。帰りに自宅に誘われた俊介はギョッとあうる。部屋の内装も食器も全てブルー。涼子が身体を開いてみれば、恥毛までもがブルー。それは夫が新興宗教「蒼い園」に加入し、教団の指示だと言う。俊介は剃毛による、夫のブルーへの強迫観念からの解放を提案。犬連れ夫人たちの散歩で、一人だけポツンと離れた野村雪江。それは飼っている犬種がゴールデンリトリバーなのが彼女だけだったからだ。31〜32歳の美しい人妻よ見た俊介は、早速ゴールデンリトリバーの子犬を買い込んで彼女に近づく。ゴールデンリトリバー2匹を連れて、彼女の豪邸に行った俊介は、亭主そっちのけで愛犬メリーに秘部を舐めさせている雪江の性的渇望を満たしてあげる。天野商事の会長秘書である藍川美香・29歳。給湯室で秘書課長に胸を弄られた光景を、72歳の会長に見咎められる。それをネタに会議室の会長専用机の真下で、役員会議中にフェラチオ奉仕させられる悩みを打ち明けられる。俊介は、年齢的に発射できない会長に焦らされた美香の慾求不満を解消すると共に、会長への復讐を提案。
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