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松山英樹、アジアの壮挙

語るほどゴルフに詳しいわけではないが、松山英樹選手のマスターズ優勝。日本いやアジア男子初のメジャー制覇の快挙である。青木功も、ジャンボ尾崎も、中嶋常幸も、丸山茂樹も誰も到達出来なかった。大坂なおみ、渋野日向子、そして「パラサイト」アカデミー賞受賞に続く壮挙だ。女性たちが若さの勢いで達成したことに比べて、プロ16年目・米国ツアー参加15年にして29歳と円熟の大輪開花である。4日間72ホールという長丁場を安定して実績を残すことは、本当の実力がないとこなせない。最終日に池ポチャのハプニングもあったが、後続のトラブルという運にも救われた。しかし幸運も実力あってこそ。ここで思うのは、やっぱりこれからは海外で勝負すべき時代だと思う。そして英語は必須。そういう意味で、自分の人生に多少の悔いが残る。張本勲は糞食らえだ。
 ゴルフは難しい。そして服装やマナーや費用も含めて、大人のスポーツである。野球、卓球、テニス、バドミントンなど、何か棒を振る競技で、的となるボールが小さく、棒と球の大きさの比率が最も大きい。だから空振りする確率が高い。球は飛んだ方がいいが、右に左に曲がるくらいなら、真っ直ぐ短く飛んだ方がいい。アゲインストにフォローだとか、風の向きも読まなければならない。ドライバーで真っ直ぐ遠くまで飛んだとしても、途中に池あり、バンカーあり、林あり。グリーンに乗れば、パットが入らない。芝のラインや傾斜を読み切らないといけない。自分は2回100を切って、それが限界。練習嫌いで、あとは110〜130くらいのヘボゴルフだった。スポーツは何でもそうだが、常日頃から練習していないと一定の水準を保てないのがゴルフだと思う。

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