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京王百貨店新宿店第60回「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」、先陣は水戸「牛べん」と和歌山「めはり寿司」

京王百貨店新宿店の第60回「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」。新宿駅西口再開発が進む中、開発が危ぶまれたが、今年も無事に開催された。駅弁大会では、東の京王百貨店新宿本店、西の阪神百貨店梅田本店の東西両横綱である。
関東には東京駅には「祭」、新宿駅に「頂」などの大きな駅弁売場があるが、いかんせんJR東日本管内の駅弁が中心。特に中国、四国、九州地方など西日本の駅弁は、ここに来ないとなかなか出会えない。それどころかJR東日本管内ですら、2駅弁大将軍の受賞駅弁には、なかなか出会えない。こういう駅弁ファンたちのフラストレーションを解消してくれるのが、年に一度のこの大会である。しかし今回はずいぶんと規模を縮小した模様。例年の半分とは言わないが、2/3くらいの規模感。しかも事前告知が、特集記事っぽい紹介で、出品オールリストが見当たらず。それで何をターゲットにすれば良いかを絞り込めないまま、会場に向かうことになった。

駅弁実演コーナー
全国名産コーナー


 とりあえず向かったのは「輸送駅弁ブース」。ここは遠隔地の貴重な駅弁が入手できる場所。お目当てのアベ鳥取堂「かにいなり」は出品なし。しかし水戸「牛べん」(しまだフーズ)が見つかった。これは2023年「駅弁秋の陣」で「盛付賞」を受賞していたことで注目していた。内容は牛すき焼きの乗った「すき焼き重」だった。甘めの味付けが肉にもご飯にも染み込んだ秀作だった。湯葉巻に、煮卵と脇役も優れもの。


「牛べん」包装紙
「牛べん」の内容


 もう一品、量の少ない品目を抱き合わせと考えた。選んだのは和歌山「めはり寿司」(水了軒)。これは醤油炊き込みご飯を、高菜で包んだもの。シンプルなことが魅力の駅弁。これが5つ箱に入っている。かつては農業のおやつだったそうだ。


「めはり寿司」の包装紙
「めはり寿司」の内容

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