見出し画像

鶴竜引退

横綱鶴竜が引退。もう一回土俵に上がりたかっただろうから残念。動きの柔らかい相撲巧者だった。実力的には白鵬の影にいたが、その白鵬の壁を乗り越えて優勝や横綱昇進を勝ち取った。そこにチャンスを生かす甲斐性があった。しかも温厚篤実にして力士会会長も務める人徳者だった。 後輩力士たちにも面倒見がよかった。それでいて日刊スポーツの力士人気投票にも、自分への投票を呼びかける剽軽さもある、愛される横綱だった。
 モンゴル横綱王国が、日馬富士に続いて、鶴竜の引退で終焉を迎えつつある。残るは白鵬だけ。これで白鵬の立場が余計に追い込まれないか心配。貴乃花7場所や稀勢の里8場所の休場と比べると、横審や世間の批判はより厳しく不公平だと思う。茂木健一郎さんも言っていたが、そこにはやはり外国人に対する差別意識もあると思われることが納得がいかない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?