小林まこと「JJM女子柔道部物語　社会人編①」

小林まこと「JJM女子柔道部物語　社会人編①」(講談社)。電子書籍版はこちら↓
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　小林まことが再び本格柔道漫画”を描く。原作はアトランタオリンピック女子柔道61kg級で、日本女子柔道界初の金メダルを獲得した恵本裕子。地元旭川のカムイ南高校で柔道を始めた神楽えもはメキメキと力をつけ、3年時には団体戦で北海道を制し、全国でも上位に食い込むまでに成長した。社会人になったえもを待ち受けるのは、いずれも世界を狙う強豪たち。オリンピック金メダルへ向けた厳しい戦いの日々が始まる。(以上、公式解説)
　春高でベスト8に入った神楽えもは、柔道部引退の後は、地元に残ってのんべんだらりと過ごしていた。そこに世界3位の持丸晃菜が、藤堂美穂を音羽海上の柔道部にスカウトにやって来る。しかし藤堂美穂は大学進学の意志が固く、持丸晃菜はもう一つ別の素材を見出す。乱取りの時間に、何度も何度も挑んできて、やたらと質問を浴びせる神楽えも。えもを胡散臭く思いながらも調べてみたら、高一途中からの柔道で全国ベスト8にまで台頭した逸材だった。通常なら採用されない異例のスカウトが、神楽えもの世界柔道への出発点だった。熱意や努力は人に伝わる。えもの場合はプラス好奇心👀。運動に精出す女の子たちを、妙にリアルに可愛ゆく描く小林まことの絵筆も大好き。