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元旦礼拝「詩篇」第96篇1〜13節「新しい歌を主にむかってうたえ。全地よ、主にむかってうたえ」

1月1日の尾久キリスト教会での元旦礼拝。広瀬邦彦先生による説教テーマ「詩篇」第96篇1〜13節「新しい歌を主にむかってうたえ。全地よ、主にむかってうたえ」。

「詩篇」第96篇1〜9節
「詩篇」第96篇10〜13節


 聖書では新旧通して「新しい」ということばが頻出する。キリスト教信仰の特色は「新しさ」と言っていい。ーもうひとつの特徴は「歌う宗教」であるということ。キリスト教会では讃美歌を歌う。これは神社仏閣にはない習慣。すなわち「喜び」の宗教なのである。ここで言う「新しい歌」というのは、もちろん各国讃美歌にも新曲が導入されていることはあるが、そういう意味ではない。「新しい心で歌う歌」の意味である。
 「全地」は「全世界」という意味で、リビングバイブルでは「世界中のどこででも」と訳されている。聖書はほぼイスラエル🇮🇱の歴史である。しかしイエスはイスラエルだけの神ではない。世界中すべての人々の創造主である。第10節で「主は王となられた」と語られているように、全世界は神の物であり、イエスは過去〜現在〜未来を通してその王である。十字架の犠牲と、40日間の復活と昇天を経て、神の右に座した。世の中には戦争、犯罪、災害などが続いている。しかしイエスは「悲しむ人は幸いである」と述べた。イエスは悲しみを引き受けてくれて、いつの日にか全き幸せを将来に約束して下さる。それが13節に述べられている「再臨」による審判である。
 息子の高校ではクリスマス🎄に「ハレルヤコーラス」を合唱している。「ハレルヤ」はヘンデルの作曲したオタトリオ「メサイヤ」の一部である。中田羽後牧師の作詞によれば「ハレルヤ!  全能の主 治めたまわん 世の国民(くにたみ)今や 我らの主に帰するに及べり とわに主 おさめたまわん 主の主 諸王の王 ハレルヤ!」と、主の王たることを讃えている。「ヨハネによる黙示録」第21章1節には「わたしはまた、新しい天と新しい地とを見た」とある。2025年が始まったということは、御国が近づいてきたことに間違いはない。

メサイヤからハレルヤコーラス
中野重治、羽後親子

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