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NHK-BSプレミアム「新日本風土記」都電荒川線を特集

6/18のNHK-BSプレミアム「新日本風土記」で「都電荒川線」が特集された。わが地元の沿線路線。都電荒川線は三ノ輪から早稲田までを走っているが、ほぼ王子が中間点。王子から東側が下町の荒川区と北区、西側が豊島区や新宿区の山の手を走る。番組の冒頭では学習院下や雑司ヶ谷など西側ばかりがクローズアップされて、われわれ下町住民は「どうせいい方(地域)ばっかり紹介」とすっかり不貞腐れていた。松たか子の上品な語り口も、空々しくさえ聞こえた。
 しかし途中から梶原で続く古書店、改装中の荒川遊園地、商店街のジョイフル三ノ輪、そして完全地元の荒川車庫前の工場など、下町にもスポットが当たり、機嫌が直る。かつて東京都内の人員輸送の主力だった頃は、最大42の都電路線があったそうだ。それが自動車の増加で、都電が渋滞の元凶とみなされ、次々と廃止に至った。その中で、都電荒川線だけが廃止を見直されて生き残った。最も大きな理由は路線の90%が道路でない専用線だったこと。もう一つの理由として、熊野前商店街を中心に都電を残す署名運動が起こったこと。生き残った都電の路線名に荒川の名が残ったのはそのご褒美、と語った熊野前商店街の理事長の話はちょっと泣かせた。
https://www.nhk.jp/p/fudoki/ts/X8R36PYLX3/

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