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北の富士勝昭氏が逝去、北玉時代が本当に終わった😂

わーん、もう大ショック😨。谷川俊太郎先生、火野正平さんに続いて3つ目の訃報は北の富士氏。本名は竹沢勝昭氏(82歳)。第51代横綱である玉の海と同時昇進した第52代横綱である。現役時代は努力型の玉の海、天才肌の北の富士だった。私生活もギターとランニングが趣味と地味な玉の海。一方で演歌のレコードを出し、イケメンでプレイボーイにして夜の帝王と呼ばれた派手な北の富士。まさに二人は好対照だった。柏鵬時代が終わって、新たに北玉時代の到来と呼ばれた。ただし一時期は大鵬と並走で三横綱。本格的な北玉時代は大鵬引退後。実力拮抗は栃若時代以来だったが、玉の海の夭折で僅か2場所で終わってしまった。玉の海急逝の報をスポーツ新聞記者から聞いた北の富士は、先代の玉ノ海梅吉のことだと思っていた。しかしそれが玉の海正洋のことだと知ると「悪い冗談を言うな」と怒ったそうだ。知らせが事実と知ると「玉ちゃーん😂」と大泣きした。その光景を思い出す度に、今でも目が潤んでしまう。玉の海が亡くなってからは、翌場所こそ優勝🏆したものの、その後張りを失ったのか精彩を欠いた。能天気なようで、九重親方が出羽海部屋から独立した際に悩みに悩んだ末に師匠の九重について行って出羽海から破門されたり、玉の海の不在で調子を崩したり、実際は苦労されて繊細な方だったのだろう。

大鵬、北の富士、玉の海
北玉両横綱の二人立ち姿
琴櫻、北の富士、玉の海
玉の海と北の富士の熱戦
北の富士のライバル玉の海
北の富士の横綱土俵入り姿


 引退後は陣幕親方を経て、九重親方となって九重部屋で千代の富士や北勝海(八角理事長)を育てた。しかし千代の富士が一代年寄を断ったため、あっさり九重名跡を譲って日本相撲協会を退職。その後はNHK解説者として活躍。最初の頃は厳しい口調も多く、向正面の舞の海氏を吊し上げることもあった。しかしだんだん丸くなってきて、イケメンにしてお洒落なファッションや軽妙洒脱なジョークなどで、力士以上の大人気を博した。しかし中日新聞などのブログを読むと、度重なる離婚で独り暮らしだったようなので、心臓に疾患を抱えていたようだったので健康が心配だった。NHK大相撲中継では「サンデーモーニング」の大沢親分みたいな存在だったから、もうテレビ📺で観れないかと思うと寂しい。それ以上に、これで北玉時代が本当に終わったのだと思うと、玉の海命だった自分にとって咽び泣きたい気持ちである。これで北玉時代の力士で存命なのは、武蔵川親方➡︎武蔵川理事長➡︎相撲博物館館長を務めた三重ノ海(石山五郎)くらいになった。その次は八角理事長と芝田山親方。昨日のNHK大相撲中継は、アナウンサーも解説者も黒服で喪に服していた。北の富士氏の、ご冥福をお祈りします。

千代の富士の昇進パーティーにおける九重親方(北の富士)
千代の富士、北勝海と杯を酌み交わす北の富士
演歌歌手でもあった北の富士
NHK大相撲解説者となった北の富士1️⃣
村松友視氏の執筆した北の富士伝
NHK大相撲解説者となった北の富士2️⃣
NHK大相撲解説者となった北の富士3️⃣

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