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自らの優秀さを主張しない寡黙な出来る一杯

五反田「麺屋彩音」で「特製塩」@1150。『ラーメンでこの値段⁈』と思ったが、郷に入れば郷に従え。券売機の醤油、塩、煮干し油から好みの塩を選択。出てきた丼は想像を超えた具沢山。分厚い焼豚と茹で鶏、ボリュームある雲呑、ゴロリと入った煮卵、太っとい支那竹。これだけで立派な前菜一皿になる。量に比して、味も口触りも穏やかにまとめられた肉の具材たち。麺は細麺だが、いつも食べ慣れている麺と何かが微妙に違うが、しっかりした弾力の噛み応えがあり、原材料の粉の感じも伝わってくる。スープには、ややパンチが足りないような気がしたが、食べ進むうちにスープの奥底に塩の旨味を感じさせる。やがてスープが白髪葱の辛さを引き立ててゆく、不思議なバイプレイヤー役。接客も感じよく、昼1時頃に行っても行列の繁盛。声高に自らの優秀さを主張しない、寡黙にして出来る一杯であった。
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13250923/

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