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Perfumeの結成25周年展「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」

 いい歳をしてアイドルオタクかと言われるかもしれないがPerfumeの結成25周年展である「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」に行ってきた。開催に気がつくのが遅くて、今年の8月9日から開催していたのだが、10月14日までだったので、ギリギリ間に合ったというところ。
https://www.tokyonode.jp/sp/perfume/

イベントのメインビジュアル
Perfumeの3人(向かって左から、かしゆか、のっち、あーちゃん)
結成25周年そして「ポリリズム」でメジャーデビューから20年
虎ノ門ステーションヒルズ


 もともとが中田ヤスタカの曲が好きだった。Perfumeだけでなく、Salyu、一青窈、きゃりーぱみゅぱみゅ。だけどPerfumeは、書店員さんが行けなくなった東京ドーム公演チケットが流れてきて、行った時の素晴らしさにエキサイトして、それからずっと折に触れて聴いていた。いわゆるテクノポップの走りだったが、曲も歌詞も魅力的だった(特に「チョコレートディスコ」の歌詞は好き)。それに加えてMIKIKO(この方が本当に素敵)の振り付け、真鍋大度のライブパフォーマンスなど、立体的にも、空間演出も世界最高峰のレベル。そして広島アクターズスクール出身で、長く売れない5年を経て、「ポリリズム」でブレイクしたという苦労話しも泣かせる。ちなみにブレイクしたきっかけは木村カエラ氏が、ラジオ番組で1ヶ月間「ポリリズム」を流し続けて、それを聴いたプロデューサーが「面白い」とAC公共広告機構のCMに採用されたことだそうだ。天才は天才を知るということだろうか。
 会場は30分刻みの予約制。恥ずかしながら虎ノ門ヒルズに来たのは初めてで、大いに迷う。虎ノ門ヒルズって、六本木ヒルズみたいに巨大ビルが一本建っているのではなく、森タワー、ビジネスタワー、ステーションタワーと複数の高層ビル🏙️が立ち並ぶ。ビルの案内係の方々に訊きながら、なんとか予約時刻に会場のTOKYO NODEに到着。導かれた会場は、まさに目眩く世界。レーザービームとシンセサイザーによるバーチャルな世界。もっともPerfume本人がいるわけではない、あくまでも展覧会。25年間のディスコグラフィーが、立体的な歌と踊りで無数に披露されている。Perfumeはロボット人間のような動きをパーフェクトにこなす。そこには超人的な努力がベースにある。よほど鍛えているのだろう。もうアラフォーなのに、汗一つかかずに演じる。あまりに激しいエクササイズなので、歌は歌っていないそうだ。それは仕方がない。たまに真似して踊ってみるが、直ぐに息が切れる。同じ三人娘のキャンディーズと比較すると、Perfumeとは全く違う存在だった。キャンディーズは、自分にとっては恋する女性。つまり人間として見ていた。しかしPerfumeは惚れ惚れとするアクターである。優秀かつ愛すべき人型ロボットであった。そこを完璧に演じ切るのがPerfumeである。

出世作「ポリリズム」と25年の活動への想いを語る3人

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