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八重洲に八重洲ブックセンターが復活
東京駅地下のグランスタ八重洲に、八重洲ブックセンターが新規オープンした。72坪とのことなので、元の旗艦店の1/10にも満たない規模。だから専門書それも理工学書の殿堂はもはやない。しかし閉店のニュース続きの書店界にとって、一等地でのオープンは久々に明るいニュースである。かつての八重洲ブックセンターの閉店を惜しむ作家たちのサイン色紙が、新しいお店の門出を祝っていた。
八重洲ブックセンターの跡は、今はすっかり建物も取り壊されてしまった。
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まだ建物が残っていた頃には、ポスターに「44年間ありがとう」とあったということは、自分が社会人になる前からの創業だった。当時の僕は二十歳過ぎで、再販売価格維持法を勉強しようとして、小林一博「出版業界」(教育社新書)を八重洲ブックセンターで買って読んでいた。八重洲ブックセンターは、業界では紀伊國屋書店や三省堂書店神田本店に続く単独ビルという、画期的な大型書店だった。その後、実際に出版業界に入って、宍戸常務、細田店長たちにすっかりお世話になった。筒井康隆先生の講演会、唐橋ユミさんのトークショー、怪獣フェアの実施など、思い出いっぱい。もともとは鹿島建設グループの経営だったが、今はトーハンの子会社に。かつての店舗が無くなったのは寂しいが、グランスタ八重洲に新しいお店が開店したことが救い。
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