思い返してみれば、中川李枝子先生の絵本を刊行したことがあった📕
中川李枝子先生がお亡くなりになった。絵本の世界では巨星と言える。あの名作絵本「そらいろのたね」「いやいやえん」「ぐりとぐら」シリーズなど、娘に何度読まされたかわからない。ジブリ映画「となりのトトロ」の挿入歌「さんぽ」の作詞者であったことは、今回のニュースで知った。絵本はいつも山脇百合子先生とのコンビだった。中川李枝子先生が文、山脇百合子先生が絵の担当。妹の山脇百合子先生は2022年に先に他界されていたので、今頃は天国で再会を喜び合っていることだろう。
しかし復刊した本が一冊だけあった。それは「復刊傑作幼児絵本シリーズ」で第1回配本した「いちくん にいくん さんちゃん」だった。やはり中川李枝子先生が文、山脇百合子先生が絵。お二人とも絵本界ではビッグネームで、私はお会いしたことはない。1968年から1969年にかけて、世界出版社より刊行された幼児絵本。倒産版元の絵本だった。だからブッキング(復刊ドットコム)のような小さな出版社でも刊行できた、拾い物の大物案件だった。たしかエージェント経由で契約したはずだ。残念ながら、今は絶版の復刊の絶版となって買えない(Amazonマーケットプレイスにも出物なし)。
◆あらすじは以下の通り。
海辺にある、船のかたちをしたすてきな家に、働き者のねこの三兄弟が住んでいました。名前は上から、「いちくん」「にいくん」「さんちゃん」。ある晴れた日、三匹は釣りにでかけました。
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