鰻を安く早く食べるためのお約束
週始めからの鰻はちょっとヘビーかなと思いつつ、青物横丁駅を下車。駅から徒歩3分の「丸富」へ。かなり年季の入ったお店で、下町ならではのらしい雰囲気。青物横丁で降りたのは久しぶり。ここは意外と今の職場から近い。元々職場で新入社員の頃、後に社長になった同期の実家に泊めてもらって以来40年ぶり。関西育ちなので、穴子丼はよく追っかけたが、鰻丼鰻重は場の流れで口にしていた。そもそも焼き上がりに40〜50分の時間がかかり、食べたいからと言って食べられるわけではない。おまけに高い。昨今の鰻高騰で、以前の相場3,800円前後でありつくことは困難になってきた。
ここに来たのは鰻丼が安く食べられると聞き込んだので。「鰻丼(ふつう)」なら2,850円。もちろん吉野家やスーパーの鰻なら、もっと安い。でも「丸富」の鰻は本格的で安い。もちろんボリュームもドーンと豪快だ。そして焼きっ放しで早く出る。だから高級鰻店のように、ふんわり柔らかくではなく、山賊焼きのようにパリパリに表面を焼いて荒々しく供される。後から来た若いアベックの女の子が『鰻が食べれる』とウキウキしているのが表情に出ていて愛らしいことこの上ない。この日はコロナ禍からか空いていたが、食事中のスマホ利用、店内や外観の撮影が禁止。安く迅速に鰻にありつくためのお約束だ。
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