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インド映画🇮🇳「花嫁はどこへ?」、粋なエンディング
インド映画🇮🇳「花嫁はどこへ?」を鑑賞。
https://movies.shochiku.co.jp/lostladies/
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同じベールで顔が隠れた2人の花嫁が、花婿の家へ向かう満員列車の中で取り違えられた!? 。青年ディーパクが、ベールを被った花嫁を取り違えるという粗忽ぶり。育ちも性格も全く異なる2人の女性が、想定外の人生に足を踏み出す。インドの国民的スターであるアーミル・カーンのプロデュース。
インド映画🇮🇳は大好きだ。今回も両手を挙げてブラボー👏だった。歌って踊って勧善懲悪のオペレッタ。そして強い男が美しい女を助ける。神は最後は必ず正義の味方を庇護救済する。別にストーリーが毎度のワンパターンでも構わない。ハッピーエンドはお約束。
しかしインド映画も少し変わってきたようだ。「花嫁はどこへ?」は女性の自立と幸せをテーマとしている。ヒロインは対照的だ。自主性ゼロのお間抜け娘プールと、挙動不審の怪しい娘ジャヤ。しかし試練が2人を変える。男に依存するだけだったプールが、仕事の喜びを知る時。見知らぬ人に慈善を施す、マンジュおばさんと浮浪児チョトウの慈愛があってこそだった。これはイエスの教えるサマリア人の心だ。嫁ぐことより、学ぶことを望むジャヤ。男に従属することが習わしだった社会は、そこから脱皮しようとしている。ここでも悪役は地獄に落ちる。しかしもう1人の悪役と思われたマノハル警部補が、エンディングで粋な計らい。思わず手を打つドンデン返しに落涙嗚咽。女が自立するだけでは世の中は動かない。女性の自立を男性が積極的に受け入れてこそ、社会が変わってゆく。インド国民の2023年平均年齢は28.2歳(日本は48.4歳)。これでインドが男女同権を手に入れれば、国力はますます上向いてゆくだろう。これからはインドの時代だ。人口世界一だけではなく、質量とも世界を圧倒してゆくことだろう。
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