末廣圭「悲鳴」
末廣圭「悲鳴」。電子復刻第62弾。官能ロマン小説なので、今日のお話しは、女性の方々は読まなくて結構。ブレスレットを質草に5千円を借りた美しい人妻の辺見涼子。しかし必要なお金に届かなかったようで、消費者金融に足を向ける。金策尽きて悄然と出てきた涼子に、心配して後をつけていた杉崎省吾は相談に乗る。商社マンの課長の夫とセックスがしっくり行かず、不感症だと言う。そうこうするうちに、多額のセールスに引っかかってしまっていた。先ずは借金を肩代わりして、不感症の治療にも乗り出す。しかし省吾の性遍歴を以てしても、状況は変わらない。
欲望が果たせなかった省吾は、かつて会った女性リストから女医の筒井春奈を、そして涼子に高額化粧品を売りつけた豊原留美を、さらにキスさえさせないフィリピンパブのニーナを口説く。彼女たちが法悦で漏らすことばから、辺見涼子がなぜ不感症に陥ったのかを探る。彼女たちの反応から、省吾は涼子に対してショック療法を計画する。
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