ジョブチューン不合格だった「野菜たっぷりあんかけタンメン」のお味
王子の王将で「野菜たっぷり五目あんかけタンメン」をオーダー。このメニューは実は「ジョブチューン」で不合格を食らったメニュー。合格3:不合格4で不合格が決定。
お店によれば、一番のこだわりは野菜のあんかけ、豚肉・キャベツ・海老など10種類以上の具材をサッと炒めて白湯スープを入れた煮込み。隠し味にカツオ出汁を入れることでスープの旨味を狙った。麺は北海道産の小麦粉を使用し、コシがありモッチモチの食感。スープは塩ベースの特製ダレに鶏ガラと豚ガラを合わせた上湯スープ。
不合格を出した審査員のコメントは以下の通り+自分の感想。
1️⃣スープをこだわってやっているのに、なんで生姜を入れちゃったんだろうと疑問に思った。上の具が白湯、下は上湯、どっちを活かすかで上(白湯)が勝っちゃってる。だから油っぽさも出てくる。上湯は良いスープなのに活かさないと美味しくない。(梅が丘「中国料理 瑞雪」名雪寛己)
2️⃣中華だとクリアなスープと濁ったスープ、一緒にしちゃダメ。一般の人が食べた場合すぐ混ぜるので味変どころじゃない、ただ濁ったスープ。ちょっと食べ進めると単調な味になって味変というか酢とかラー油を入れざるを得ない。せっかくクリアなスープを作ったんだからそれを活かす、白湯で濃厚さを出したいならその方向性で行く、どっちかに決めた方が良い。まかないなら良いが料理としてなら絶対ダメ。(東高円寺「中華銘菜 圳陽」山田昌夫)
3️⃣自分の感想は、まあ審査員のコメントは的は外れていない。どっちつかずという指摘だが、たしかにタンメンというよりチャンポンの印象。それはやはりスープが濁っているから。でもだから美味しくないのかと問われれば、そうではない。パーツパーツはそこそこ美味しい。中華餡も充実した出来。ただし白湯スープに流れ出る。そこは野菜の下にではなく、サンマー麺のように上に置けばよかったのになと思う。王将は昔はひどかった。八宝菜を頼んでも、酢豚を頼んでも、野菜炒めを頼んでも同じ味だった。しかし今はどの料理も味が違い、平均点はクリアしている。連れ合いの評価では新しいメニューを開発する心意気が大事とのこと。
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