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映画「いかレスラー」🦑主演の西村修氏闘病応援📣上映会

河崎実監督からの連絡があった。監督とは徳間書店で自伝「バカ映画一直線」を刊行した仲。映画「いかレスラー」で主演を張った西村修氏が癌と闘病中とのこと。彼を励ます為に、『いかレスラー』の上映イベントが企画された。池袋ヒューマックスシネマ2で『いかレスラー』20周年記念&西村修応援上映イベント』が開催。「いかレスラー」は人生で最初に抱腹絶倒したギャグ映画だったので、その思い出は強烈。特にエンディングは、笑いすぎて、過呼吸になるくらいだった。自分にとってのギャグ映画は、イカれた熊映画「TED」と双璧(「TED2」は常識的でイマイチだった)。まさに至高のB級ギャグ映画だった。

「いかレスラー」メインビジュアル
若かりし西村修氏


河崎実「バカ映画一直線」(徳間書店)


 「いかレスラー」のストーリーは以下の通り。超日本プロレスのリングではIMGP王者決定戦が行われ、田口浩二が見事新チャンピオンに輝いた。コミッショナーからチャンピオンベルトを手渡しの瞬間、リングに巨大ないか🦑が登場し、闘いを挑んできた。必殺の関節技をかける田口だったがまったく効かず(骨🦴がないので)、逆にKOされてしまう。このいかレスラーの正体こそ、かつて消息を絶ったライバルだった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/いかレスラー

映画の見せ場、いか🦑vs.たこ🐙


 久しぶりに観た「いかレスラー」は、改めて快作だと思った。もちろんアカデミー賞を取るような映画ではない。敢えて言えば、映画界のイグノーベル賞だ。奇想天外な着想をはじめとして、プロレス愛をベースにしている。笑いあり、エキサイトあり、そして信じられないことに涙ありなのである。ところどころでホロリとさせられる場面が数箇所あった。そして配役は意外と有名人が多い。船越英一郎、テリー伊藤、南部虎弾、白石美帆、ルー大柴、なべやかん、高山善廣、AKIRAなど盛りだくさん。このあたりは河崎実監督の人脈か。
 上映後は万雷の拍手👏の後で、ゲストトーク。主演の西村修は病身を押して登場(実際には7割寛解とのこと)。新日本プロレスのプロレスラーである。客席から5歳の息子さんを呼び出して紹介。しかし頭部にエンペラ(耳👂)はなかった。そして何故か、せんだみつおの息子のせんだ雄太。せんだみつおの物真似を披露。プロレス映画なので、全日本プロレスから大仁田厚。大仁田厚はトークが上手で、ずっと聴衆を大笑いさせていた。客席からは真田聖也が壇上に呼び出される(真田選手の写真はSNS投稿禁止🈲)。そしてバカ映画🎬の巨匠・河崎実監督が司会。ここで調子に乗って続編を諮る声もあり、今後が期待される。今回の上映会は参加費3,000円。主役の闘病をネタに、しっかり通常鑑賞料以上のお金💰を集める河崎実監督の相変わらずの商売上手にも笑えた。そういうところまでがギャグ映画となっているところを、今日集まった観客は存分に楽しんでいる。

ゲストトークのメンバー

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