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「ナンコツチャーハン」誕生の物語
このところすっかりお世話になっているBSテレ東「町中華で飲ろうぜ」。その中でも「荒川区特集」で玉袋筋太郎が紹介していた「中華ランラン」。都電荒川線「東尾久三丁目」電停から、尾久の原公園方面に歩いて5分。住宅地の真っ只中というか、路地裏にあるお店。お店を前にして『おっとここかあ』と入るのを躊躇う店構え。扉を開けるとカウンター席とテーブル席で10人くらいの収容人員。店主は腰を痛めているとの貼り紙があり、その動きが痛々しい。
お目当てはお店の名物「ナンコツチャーハン」@650。ナンコツとは軟骨にして、コリコリ感を想像。しかし出てきた炒飯には焼豚らしき物は乗っているが、軟骨らしき具材は見当たらない。そうなると『炒飯に乗っているトロトロとした焼豚が軟骨?』ということになる。炒飯そのものは塩加減もよく、夏バテ以来は久しぶりに口にできた。お会計の時に「あの柔らかい肉が軟骨なの?」と店主に訊いてみた。「池袋の中国人相手のお店で食べさせてもらった料理を自分で工夫してみた。背骨の周りの豚ロース肉を煮込むと、ああいうトロトロの味になる。だけども肉屋は『骨を全部買われても売り物がなくなって困る』と断られた。ただし『骨のそばに適した部位があるから、そこを煮込むといいよ』と教えてくれた。やってみたが時間がかかり過ぎて大変だったが、知人がくれた圧力鍋を使ったら4分の1の時間でできるようになった。それを炒飯に入れたら美味しいんじゃないかと始めてみた」。これが「ナンコツチャーハン」誕生の物語である。
https://s.tabelog.com/tokyo/A1324/A132401/13155062/
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