埼玉県のソウルフード「トーフラーメン」🍜
連れ合いが「Nスタ」で観たという西浦和「幸楊」。武蔵野線西浦和駅から徒歩8分。住宅街の真っ只中にある。入れるのは10人くらいの小さなお店。町中華というより、昔ながらの町のラーメン屋。こういうラーメン屋はミシュラン系と違って大好き。TVに出たとはいえ、さすがにここまで来る他所者はいないようだ。来店客はほとんど地元住民か近隣で働くガテン系のお兄さまたち。それでも入店に15分待ち。親娘3人で切り回すテンテコ舞いだ。
ここは「トーフラーメン」が名物。豆腐と挽肉の醤油あんかけラーメンである。埼玉県のソウルフードであるそうだ。オーダーはもちろん「トーフラーメン」@750。麻婆豆腐ラーメンと思いきや、似て非なるもの。唐辛子的な辛さはなく、胡麻油で炒めた中華餡の芳しいこと。豆腐の熱さが舌を焦がす。スープは醤油味だが、この豆腐餡が薄まって欲しくないので、なるべく混ぜないように食べる。ようやく豆腐を食べ終えると、麺に取りかかる。麺に中華餡がからんで、サンマー麺のようにトロトロ状態。麺を食べ終えてからは、スープの底に沈んだ挽肉を掬って食べる。独創的かつ真心のこもった料理に、身体と心がホッカホカに温まる。ご馳走さまでした。