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超大作インド映画「rrr」に大興奮🇮🇳
映画「RRR」を鑑賞。「バーフバリ」シリーズを世に送り出したラージャマウリ監督の超大作である。インド映画は大好き。
イギリス植民地時代のインド。ゴーンド族のコムラム・ビーム(出演NTR Jr.)は、英国総督夫妻に連れ去られた妹マッリを奪還すると誓う。そんな中、ある列車事故で遭難した少年を助け合って救出したことをきっかけに、ビームは英国警察官ラーマ・ラージャ(出演ラーム・チャラン)と固い友情を育んでいく。総督邸を襲撃したビームは、そこでラーマが敵側であったことを初めて知る。しかしラーマには亡き父から託された民族自立の真の目的を胸に秘めていた。逮捕されて処刑される予定だったビームだが、ラーマが作戦を立ててビームとマッリを逃す。このことで逆にラーマが捕まって処刑されることに。偶然にラーマの婚約者シータに会って真相を知ったビームはラーマ奪還に立ち上がる。
インド独立の実在の英雄たちが、もし出会って友になればという独立戦争叙事詩である。インド人を人とも思わぬ扱いをして軽蔑する英国人たち。これが植民地として占領されたインドの屈辱である。インドがロシア制裁に素直になれないのは、欧米の植民地時代の怨念がきっとある。この圧政を覆す英雄二人の神がかり的活躍。見事な肉体、驚異的な運動能力に惚れ惚れする。まさに超人である。そして感じたことはインド人口の膨大さと、それが結集した時のパワーのド迫力。怒った群衆の勢いはもう誰にも止められない。もちろんインド映画につきものの歌と踊りも満載。インド舞踊ナトゥーで場面をエネルギッシュに沸かせる。そして死刑台の上ですら神に向かってインドを賛美して歌う。祖国愛と男の友情。エネルギーが桁外れに溢れた作品である。
https://rrr-movie.jp
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