ハツカネズミ🐁の運命
東京メトロ南北線の西ヶ原駅で下車した。本郷通りを鴉🐦⬛がピョンピョン跳ねているので、鳥を愛する者として『危ないなあ』と心配した。ところが目を凝らしてよく見ると、中央分離帯に白く蠢く動物がいる。それは白いネズミで、鴉はその捕獲を狙っていたのだった。しかし自動車🚗がビュンビュン通るので、鴉も身の安全を優先したのか、飛び立って去って行った。白いネズミは小高くなった中央分離帯から降りたいのだが、車の走行が怖くてウロウロ行きつ戻りつしている。
気になってしばらく見ていたのだが、見るにみかねて、車の通行の切れ目に駆け寄って救出した(当然ながら実写撮影の余裕はなし)。ネズミ🐀なので素手で掴むと黴菌があったり、噛まれたりすると困るので、帽子で鷲掴みにした。ネズミ🐭は白い体毛がフサフサしており、おそらくハツカネズミ🐁。鴉に攻撃されたのか、かなり傷だらけだった。どうしてこんな場所に迷い込んだのかはわからないが、困った時はお互いさま。帽子で掴まれてキーキー暴れていたが、歩道の植栽の中にネズミを放った。直ぐさま植え込みの中をチョロチョロと逃げて行ったが、もともと鴉に目をつけられていたので、そう長い命でもないかもしれない。交通事故の危機からは救ったので、あと生き抜けるかどうかは、本人の努力と運次第。ちなみに帽子は徹底洗浄。
