OCNはトンデモ企業
ここのところZOOMなどオンライン会議が増えたことで、回線能力の増強工事のニーズが激増している。大学同窓会でも、理事会などの諸会議が「音声が飛ぶ」「処理速度が遅い」などの苦情が相次いだ。何故か同窓会会合場所の会計とコンピュータ系設備の装備を、自分が担当する羽目になっていて、今回の同窓会からの回線能力アップの要求も、自分が対処することになった。しかし、はっきり言って、自分はハードウェア的なことは無知に等しく、わからないままに、とりあえずプロバイダーのNTTコミュニケーションズ(以下OCN)に連絡した。しかしOCNに「工事はNTT東日本の話」とNTT東日本に振られた。
NTT東日本と連絡してわかったことは、光回線の契約はしていたものの、光回線はマンションまでは来ているが、こちらの部屋にはアナログのVDSL回線が通っていた。このVDSL回線を、光回線に置き換えると、通信容量がこれまでの100MBから10倍の1GBに増える。この契約をしようとしたら、同窓会員からOCNが35千円のキャッシュバックキャンペーン中なので、契約はOCNとした方がいいとのこと。『えー、OCNに工事は断られたのに』と思ったが、NTT東日本に照会してみたら「電力自由化みたいな感じで、回線工事にプロバイダーも参入している」ということだったので、同じグループ企業のOCN(会社名はNTTコミュニケーションズ)に相見積もりを取ってみた。しかしNTT東日本は見積書を出してくれるが、NTTコミュニケーションズは口頭のみで見積書も金額の入った契約書も書面は出さない。こういうことはNTT東日本でもソフトバンクでもなかった。結果的にルーターをハイスペックで提案したNTT東日本よりもOCNの方が安かったので、従来のNTT東日本との回線契約を解除してOCNに新規発注せざるを得なかった。このやりとりは全て電話。OCNでは、メールでのやりとりは許されていないので、交渉の全てをこちらがメモしなければならない。電話連絡も、先方が都合のいい時間にかけてくるが、こちらからかけても、コロナ対策で人員縮小かつ営業時間短縮で全く繋がらない。「そんな話じゃなかったでしょう?」という局面では「会話は全て録音してあります」の一点張り。これって検察の事情聴取と全く同じやり口。
ようやくキャンペーン期間中に契約を終えて、ホッとしたのも束の間。今度は工事日程が、ニーズ増大+お盆時期で、なかなか取れない。しかもOCNは、工事はNTT東日本に丸投げなので、日程はNTT東日本の言いなりで自由が効かない。工事に立ち合った後も、通信高速化用のV6アルファなる機器を取り付けに行かねばならない。この機器も一緒に持ってきてくれればいいのに、工事完了後の発送という規則。いやはやNTTコミュニケーションズっていう会社は、経営者が被害妄想的になってサービスをリスク回避という観点でしか実施していないトンデモ企業である。