pen「井上陽水が聴きたくて」
「CCCメディアハウス」から刊行されている雑誌pen」。ユニークな特集が多いが、最新号は「完全保存版 井上陽水が聴きたくて。」。全88ページの圧巻。記事構成は、以下の通り。読んで共感できるエンタメ記事にして、立派な研究論文にもなっている。井上陽水氏は、石川セリ女史のご主人でもあり、彼女のコンサートに、ステージの下から子供を連れて上がってきたサプライズに、聴衆は熱狂したと聞く。共演された谷川俊太郎先生に直接聞いた話。このパターンで、中島みゆき女史も特集して欲しい。
①井上陽水独占インタビュー
②時代ごとにアルバムと振り返る、その音楽の軌跡。
③音楽的交流が実った、粒揃いのコラボ・提供曲。
④井上陽水がアンドレ・カンドレになり、井上陽水として駆け抜けた50年。
⑤巨匠ふたりが撮影、これぞ珠玉のカット
⑥深読みすればするほどハマる、リリックの魔力。
⑦イラストレーターをも触発した、”絵になる”詞。
⑧旧友・タモリが語る、天才・陽水の知られざる顔。
⑨名盤・名曲の誕生を、陰で支えた男たちがいた。
⑩日本の音楽史を変えた、フォーライフ設立の意義。
⑪AからZまで、陽水ツウになれるトリビア集。
⑫ 声紋分析で見えた、歌い手としての凄み。
⑬あの歌声を引き立てる、こだわりのオーディオ
⑭トリビュート盤でわかる、世代を超えた影響力。
⑮各界のファンが語る、「この3曲が好きな理由」。
最後の「この3曲が好きな理由」を自分に置き換えてみれば、以下の通り。
①Make-up Shadow→職場の同僚がカッコよく歌っていたのに陶然。メロディは変幻自在、歌詞も美しい。それ以来、カラオケで陽水歌うなら、この曲。
②少年時代→藤子不二雄Ⓐ先生の漫画の映画化曲。先生がよくおっしゃるのは「陽水に曲を頼む一方で、自分が歌詞を書いて陽水に預けたら『素晴らしくよく書けている』と言われて喜んでいたら、陽水が実際に使った歌詞は別人の全く別の歌詞だった」と、ご本人の弁。
③なし
https://www.pen-online.jp/magazine/pen/495-yosuiinoue/