おあとがよろしいようで
柳家さん蕎の落語を聴きに臨済宗「龍源寺」に行った。お寺で落語って面白い企画。柳家さん蕎師匠は、柳家小さんの内弟子で、江戸古典落語の最高峰と言われる。テレビ出演などの芸能活動は一切せず、古典落語一筋。前座に十番弟子・二つ目の柳家小んぶが「あくび指南」で繋ぎ、この日は三つ目の高座という、さん蕎師匠の出番。前半が「初天神」「時そば」に、中入りを挟んで、人情噺の「井戸の茶碗」。卓越なる語り口に、身振り手振りも絶妙。たっぷり笑わせながら、人情噺では聴き手をホロリとさせ、きっちりとオチも