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「一人の人としてつながる」ことで起こる変容

「もう夏やん!」って言いたくなるぐらい、暑い日が続いていますね。私やえもんは、もう半袖半パンで最近は過ごしております。


さてさて、私は関西大学の建築学科に通う大学4年生です。ちなみに、大学4年生といえば、皆さん何を思い浮かべますか?ヒントは大学生活の学びの集大成みたいなものです!



まあ簡単なんで答え言っちゃいますね!

そうです、「卒業論文」です!卒論とも訳される大学生活の学びの集大成に取り掛かる時期になってきたのです!


大体の僕の周りの学生は、就職活動が終わるこの時期ぐらいから、本格的に取り掛かります。僕もその一人です。


卒業論文は、大体こんな感じで進んでいくといわれてるそうです。

1.興味ある分野の資料集め
2.テーマ決め
3.論文を書く(実験や調査もここで行う)

出典:建築学科における卒業論文のテーマの決め方【卒論と卒制の大きな違い】


僕はちょうど、「1.興味ある分野の資料集め」を行っているところです。


ちなみに、僕は卒業論文で「シェアハウス」について研究しようと思っています。自身も去年の8月から現在進行形で住んでいることや、後述の「僕自身の興味」もあって、大学生活の学びの集大成としてはうってつけかなと、僕の直感がそういいました。


ただ、「僕自身の興味」について、シェアハウスに住むまでの僕と、住んでからの僕では、シェアハウスに対して興味を持つ観点が異なってきています。


僕が大学2年生の頃、シェアハウスに興味を持ち始めた理由は、「自分を受け入れてくれる人が欲しかった」からでした。


その頃の僕は、世界中どこを見渡しても、自分の居場所があるという実感がなく、このままいけば「自分は醜くひどい存在だから、自分を受け入れてくれる人なんてずっといないだろう」と思っていました。


そんな絶望の淵にいた僕を救ってくれるかもしれないものとして、家族のような人たちと一緒に暮らす「居場所」のような空間で僕は救われるのではないかという希望が詰まったものとして、僕はシェアハウスというものに興味を持つようになりました。


で、実際に去年(僕が大学3年)の8月から住むことにしました。シェアハウスでの生活は、自分にとって驚きと感動の連続でした。


結果的に、今の僕は世界に対して「自分はどこにでもいていいんだ」という感覚が芽生えることになりました。


ただ、自分自身が求めていた、「自分を受け入れてくれる居場所」という要素は、シェアハウスという場所が持つ力もありつつ、一番は「そこに住んでいる人の魅力」が大きくあるなと実感しました。


そんなこんなで、シェアハウスで一緒に暮らす仲間や、僕がどん底にいたときにめっちゃ時間を過ごした自己理解の学校、オンラインの読書会をきっかけにつながった人たち、その人たちとの関わり合いを通して変容した僕とつながり直した人たち、みんな僕の人生にとっては必要な人たちです。


だから、その人たちのことは、今もこれからも大切にしていきたい。


そんな自分がなぜ今、「シェアハウス」について研究しようとするのか。自分でもいまいちわからないが、一つあるのが「肩書なしに向き合うことができるから、それによって起こる変容に可能性を感じているから」というのが大きいかもしれません。


シェアハウスは、たとえスタートアップの社長だろうが、学生団体の代表だろうが、ニートだろうが、住んでしまえば全員「家族」とか「仲間」でしかなく、そこに「肩書き」や「序列」というものは存在しなくなります。


そういう人たちとの関わりの中で芽生える無条件のつながりは、今の私たちに必要なんじゃないか。とも思います。


実際、知的障がい者を取り巻く居住環境に関して、グループホームや親子での生活といった、「介護する側とされる側の関係」でなく、もっと「人と人」として共同生活するにはどうすればいいか?という研究がありました。


そこでは、「2人の健常者と、1人の知覚障がい者でシェアハウスを行う」という実験がされていたのですが、実験結果に興味深いものがありました。


シェアハウスでの生活を通して、「知的障がい者が、自分のためのご飯を作ったり、全員が使うお風呂の掃除を自ら行うようになった」というものです。


それは知覚障がい者の母親曰く、シェアハウスに住む前は考えられなかったようです。


昨日僕が所属するゼミで、卒業論文の進捗報告の際、この論文が面白かったと紹介したのですが、それに対して教授が、

「障がい者とか健常者とか色々分けられているが、みんな一人の人でしかない。大切なのは、障がい者だからこうやって接するべきという考え方ではなく、一人の人として接すること。さらに言うと、こうした一人の人としてお互いに理解しようとすることで生まれる変容は、障がいの有無にかかわらずすべての人に起こること」

とおっしゃっていました。


僕はそんな、「一人の人として向き合うことにより、生まれる変容」に少し可能性を感じています。だから、大学生活の学びの集大成として、シェアハウスの、もっと言うと、「シェアハウスでの生活を通して生まれる変容」について研究したいと考えています。


というわけで、このnoteが終わったら早速先行研究の調査のために3個ぐらい論文を読んできます!このnoteを読んでる人の中にも、卒論をやってる or 控えている人たちがたくさんいると思います。お互い頑張りましょう!!!


ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございます!!!僕は今から先行研究の調査に行ってまいります~~!!またね~~~!!!





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