冬こそアンチエイジング!カラダも心も整える食材5選
冬はアンチエイジングのチャンス!季節の力で潤いを補いましょう
わたしたちのカラダは、
自然の力を利用してバランスを保とうとしています。
冬は「アンチエイジング」に最適な季節。
乾燥しやすい冬は、
カラダを潤しながら滋養を蓄えるケアが大切です。
外側だけでなく内側からの潤いケアを意識する。
そうすることで健やかで美しいカラダを冬に育むことができます。
冬に注意すべき乾燥の影響
冬は「腎」の季節といわれ、
腎を補いながら潤いを蓄えることが大切です。
乾燥がカラダに与える主な症状には以下のようなものがあります:
肌のかゆみ、シワ
喉や鼻の乾燥
痰が少なくて絡む咳
髪の毛のパサつき
便秘や口の渇き
集中力低下や眠りが浅い
これらの不調を和らげるために、
冬に摂りたい薬膳的におすすめの食材を5つご紹介します。
冬に取りたい薬膳のおすすめ食材5選
1. 黒い食材(黒豆・黒ゴマ・黒キクラゲ)
冬は腎を補うことが大切。
「腎を補う」効果がある黒い食材はこの季節の強い味方です。
黒豆: 腎を補いながら血流を良くし、水分代謝を促進。
老廃物の排出も助けるため、
体内から潤いを与えるアンチエイジング食材です。
黒豆をフライパンで炒って、おやつやお茶にもできます。黒ゴマ: 血や精(エネルギーの源)を補い、
白髪や脱毛予防に良いとされています。
カラダ全体を滋養し、元気を補う食材。
ごまはそのままだと消化吸収しにくいので、
すりごまや切りごまにして食べましょう。黒キクラゲ: 肺を潤し、血を補いながら血液を浄化する効果があります。特に乾燥性の咳や肌荒れの改善に有効。
水で戻したものを冷凍しておいて、
炒め物やスープなどお手軽に使ってみてくださいね。
2. ナツメ、クコの実、クルミ
「血を養う」働きが強いこれらの食材は、女性に特におすすめの食材です。
ナツメ: 血を補いながら気を巡らせる働きがあります。
特に精神の安定や不眠改善に効果的です。
デザートの甘味代わりに使ったり、
煮物に加えるとほのかな甘みが楽しめます。クコの実(枸杞子): 血と陰を補い、特に目の健康に良い食材。
乾燥による目の疲れを改善し、身体全体の潤いを高めます。
菊花と一緒にお茶にしたり、野菜の和物や酢の物に加えるのがおすすめ。クルミ: 腎を補い、精を養います。
特に冬に起こりやすい記憶力低下や
精神疲労、冷えによいとされます。
そのまま食べてもいいけど、
砕いて和物やペーストにするのもオススメです。
3. 冬野菜(百合根・蓮根・大根・白菜)
冬野菜にはカラダを潤しながら、余分な熱を冷ます作用があります。
百合根: 陰を補い、心を落ち着かせる食材。
特にイライラや不安を感じやすい人にはオススメです。
百合根ご飯やガーリック炒めも美味しいです。蓮根: 肺を潤し、咳や喉の不快感を軽減します。
また、血を補うことで冬に起こりやすい肌トラブルも緩和します。
レンコンのお焼きが美味しいです。大根・白菜: 潤いを保ちながら毒素を排出する効果があります。
胃腸にやさしくカラダを整えます。
冬のメニューには欠かせない食材ですね。
4. 骨付き鶏のスープ
薬膳では「骨は腎を補う」と考えられています。
骨付き鶏のスープは、カラダを温めながら腎を養う最高の一品です。
骨の中からにじみ出るエキスが腎を助け、
乾燥で弱ったカラダに潤いを与えます。
長時間煮込むことで効果が最大化されます。
ショウガやクコの実を加えてさらに滋養効果を高めましょう。
5. 里芋
里芋は消化を助け、胃腸を潤しながら滋養強壮効果があります。
また「湿を動かす」働きで、むくみや便秘を改善します。
慢性疲労の改善や体力回復にも役立ちます。
煮物や蒸して味噌をつけて食べるのもいいですね。
冬は「腎」を補う季節
冬は五行思想では、「腎」の季節とされます。
「腎」を養う食材を積極的に取り入れて、
寒さに負けない強いカラダを作り、
健康を貯金する絶好のチャンスです。
食材の力を借りて心身のバランスを整え、
美しさと健やかさを冬の間にしっかりと蓄えていきましょう。
健康も幸せも“冬の準備”から
お正月は、ゆっくり過ごすひととき。
今回ご紹介した薬膳食材を使って、
温かく滋養深い料理を楽しんでみてください。
2025年、寒さに負けずに健康で美しく過ごすための第一歩です。