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【ウチのネコ娘語録】5分で読める!「思春期MAXの娘」vs「カウンセラー母親」(3巻)


もうほっといて!
(…でも時々かまってほしい)



このnoteは、そんな思春期MAXの子を持つママに向けて書いた、我が家の備忘録です。

カウンセラーである私と、高校3年生になる『ネコ娘』との日常劇場をまとめています。

>>ウチのネコ娘語録「1巻」はこちら
>>ウチのネコ娘語録「2巻」はこちら

クスッと笑いながら、思春期に悩むお母さんにとって、少しでもヒントになれば嬉しく思います。

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それでは本編です^^
↓↓↓

【ネコ娘その5】母がバイトを始めたのだが…

母はひょんなことから「お店の受付のバイト」を始めた。

覚えることは多かったけど、特に大きな問題もなく、順調に仕事を進めることができていました。

しかし、2ヶ月が経ったある日。

上司にあたる女性から突然…

👩‍🦱「やえさん?今どこのお手洗い使った?」
👩「え?そこですけど…」
👩‍🦱「あのね?そこお客さん用のトイレだから掃除してくれる!?前にも言ったよね?覚えてくれない!?💢」

と、キツい口調で言われました。

👩「(え?そんなのはじめて聞いたんですけど…?)」

私が2ヶ月前に教えてもらった時は、そんな話しされませんでした。

むしろ、最初に教えてもらった、私の知っている唯一のお手洗いを使っていただけ…。

それなのに、かなりキツい口調でいきなり言われたので、言い返すこともできず…。

〜〜〜(帰宅後)〜〜〜

今日バイト先であったことがモヤモヤして、どうしても消化できず、ネコ娘ちゃんに話しました。

👩「バイト先でこんなことあったんだけどさ〜、さすがに言い方キツくない〜?」

するとネコ娘が…

👧「お母さん、なにを“バイト始めたての大学生”みたいなこと言ってんの?」

と一蹴。

おいおいおいおい、待て待て待て待て。

大学生でもなければバイトもしたことない、ただの女子高校生が何を言っておられるのかしら^^?

その『強気』なところを母にもください。

(教訓)
ネコ娘は無駄に精神年齢が高い(と自分で思ってる)

【ネコ娘その6】ピアノと青あざ。

ネコ娘が中学2年生の頃。

母は“ピアノの先生”として、少しばかり気合と根性の「昭和スタイル」で活動していました。

👧「私もお兄ちゃんみたいにコンクールに出て、金賞を取るんだ!」

小さな娘がにこにこ笑顔で言った日から、何年経ったのでしょう。

そろそろ娘も、輝ける場所で輝かせてあげたい。

金賞でなかったとしても、ピアノで賞状を…。

そして、中学2年生の夏休みの少し前、あるオンラインコンクールへの参加を決めました。

ところが、、、

学校の試験や部活がハードで、ピアノの練習不足。

間にあわない予感がする中、さらっと弾くだけで、『間違い』をなおそうともしません。

娘からは、やる気が全く感じられず、とりあえずやっている感。

そして、事件が起きます。

コンクールの動画投稿の締め切りの3日前。

娘の態度に、私はブチ切れました。

👩「いいかげんにしなさい!!」

私は我慢の限界で、気づくと娘の頬を引っぱたいていました。

しかし、それをきっかけに娘のストレスも爆発。

👧「うわーーーん」(泣)

と泣き叫びながら、私の両手をつかんで思いきり蹴ってきました。

よい年齢の女同士が取っくみあいの大ゲンカ。

腹立たしいやら、情けないやら…。

娘に両手をひねりあげられ、私はようやく我に返りました。

しかし、娘は家を飛びだしていきます。

👩「ちょっと!待って!!」

私の脚力では追いつけないので、咄嗟に娘を車で追いかけました。

しばらくして、娘を発見。

私は車を乗り捨て、また逃げる娘を追いかけました。

👩「ごめんね!お願いだから戻ってきて!!」

私は人目も気にせず叫んでいました。

立ちすく娘に駆け寄り、叩いてごめんね、痛かったよねと謝った瞬間、ネコ娘がさらに号泣。

二人で車まで歩きました。

私の両腕は、真っ青なアザだらけ。

とりあえず家出は止めたものの、娘に何を話せばいいのだろうか。

湖まで車を走らせ、娘の話をうなずきながら聴くと、学校でのいろんな出来事が出てきました。

もともと、女の子にしては自分のことを話さない娘。

そんなに溜めこんでいたとは知らず、聴いてあげられる母でなかったことを心から申しわけなく思いました。

そして、何を言うのが正解か悩んだ末に、覚悟をきめて伝えました。

厳しいようだが、一生後悔するからここで逃げることだけはさせたくない。

残り2日。

👩「できるだけの努力をして動画を出してみよう?」

正解はわからぬまま、そのように話した記憶があります。

そして、娘の口からも。

👧「あと2日がんばる。」

しばらく考えた後、はっきりと言ってくれました。

〜〜〜コンクールの結果〜〜〜

さて、大ゲンカの末のオンラインピアノコンクールはというと…。

残念ながら、完璧には仕上がりませんでした。

これが現実です(笑)。

それでも何とか動画を投稿し、娘のはじめてのコンクールは幕をとじました。

そして後日、娘がポロッと口にした言葉に私は驚きました。

👧「練習をがんばっているのに、お母さんに頭から否定される」

👩(え?あれで頑張っているつもりなんだ。)

音楽業界はとても厳しい。

その中で生きてきた私にとって、価値観を変える一言でした。

・頑張って当たり前
・ここまでできて当たり前
・泣いてでもやるのが当たり前

こんなボーダーラインで生きてきたけど、それを無理に娘に押し付けてはいけなかった。

娘のボーダーと私のボーダーは違う。

彼女なりの努力を、まず『認める』こと。

この出来事から、本格的に“今の私”に繋がっていきます。

子育て心理学協会のカウンセラーとして、子育てに心から向き合う人生になっていきました。

どんな木を育てるにも、まずは『根っこ』から。

たっぷりの愛情を伝え、子どもが安心して伸びられる土壌をつくっていくことが必要。

そんな、根っこの存在を教えてくれた娘には、心から感謝しています。


(教訓)
親を成長させてくれるのは、我が子なのかもしれない。

【おわりに】

5分で読める「ウチのネコ娘」をご覧いただきありがとうございます。

いかがだったでしょうか?

今後も包み隠さず、思春期MAXの我が子との備忘録を綴っていけたらと思います。

よかったらnoteの下にある「♡」ボタンも押していただけると嬉しいです^^

ぜひ次回作も楽しみにしていただけたら幸いです。

>>ウチのネコ娘語録「1巻」はこちら
>>ウチのネコ娘語録「2巻」はこちら


子育て心理カウンセラー
やえ( @yae_i2020

・子育て心理学協会カウンセラー
・ピアノ講師
・子育てアドバイス多数
・講座受講生20名以上
・Amazon電子書籍1位/レビュー★4.7

我が子の中学・高校・大学受験を5回経験。 東大生息子と高校生娘の母。 息子の浪人~大学2年度々メンタルダウン。娘の登校しぶり、留年ピンチなどを乗り越え、今年は息子の院試と娘の大学受験のダブル受験生母。長いようで短い親子の大切な時間を、 親子で自己肯定感を高めながら、 ママが元気で過ごせる毎日をサポートしています。


【謝意】
ネコ娘(イラスト)
天海まりのさん

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