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『BLUE GIANT』を見逃した皆さまへ

『BLUE GIANT』と聞いて「あ、そういえば去年映画化されていたよね……なんか話題だったけど見逃したわ」という方。あるいは「漫画気になってるけど、なんかタイミングなくて読んでないわ」という方。

朗報です。今こそ熱量を高める絶好のチャンスです!!

①映画『BLUE GIANT』がNetflixにくる!

3月8日から『BLUE GIANT』の配信がスタートします。映画で見逃していてNetflix会員の方は、ぜひ大音量で(重要)お楽しみください。スマートフォン、タブレット、テレビとさまざまなデバイスがありますが、あなたの環境下でもっとも音響が良いデバイスでご覧ください。この作品は『映画という名のジャズライブ』であり『聴くタイプの青春』なので、可能な限り音を良くするのが楽しむポイントです!

②漫画『BLUE GIANT』の最新巻が熱い!!

漫画のほうはですね、主人公・大が音楽活動の拠点を移すごとにシリーズが切り替わっていくのですが、ちょうど3月6日に「EXPLORER編」の最終巻と「MOMENTUM編」の第1巻が同時発売されました!

しかもなんと作中に出てくる曲のMVまでYouTubeで公開されちゃって、もうファンにとってはこれは一種の祭り状態ですよ……!(この動画はできれば原作を読んでから見てほしいけど、まったく読んでない人は目をつぶって耳だけ傾けておくれ……超カッコいいから……)

またこの「EXPLORER編」の最終巻の展開がですね……素晴らしいんですよ。未読の方にはとにかくまず、何も言わずに始まりの物語から読み始めてほしい。

そして10巻まで読み終わったら、「EXPLORER編」の最新巻の表紙だけ見てほしい。きっと「……え?」と思うはず。その疑問がどのように解決するのか、そしてそこまで主人公がどんな道を歩んでいくのか気になったら、ぜひ全巻読んでほしいのです!!ネタバレせずに私が言えるのはここまでだ……!

【おまけ】ハマって円盤が欲しくなった方はスペシャルエディション版を!

ちなみに私は漫画をパートナーさんにおすすめされ、漫画を一気読みし、その後映画化を受けて映画館で公開日すぐ鑑賞し、号泣し……という流れで本作の沼にずぶずぶとハマった者です。映画鑑賞の感想やら記録やらは下記をご参照ください。

そして先日、遅ればせながらパートナーさんが購入したBlu-rayで自宅鑑賞会をしました。もちろん映画館になるべく近しい環境にすべく、大音量×照明ダウン状態で。そして映画館と同様、やっぱりずっびずびに泣きました。ほんとうにすげえよ、この作品。ちなみに円盤に収録されている映像は映画公開時からさらに修正を重ねているそうで、初回でも素晴らしかったライブシーンにさらに磨きがかかっています!

個人的にめちゃくちゃ嬉しかったのが、スペシャルエディション版についてくる特典のひとつである、作中曲「WE WILL」のJASSフルメンバー版。これはアルバム未収録のバージョンで、映画を観たあとフルメンバー版を脳内補完ならぬ脳内妄想をしていた曲なので、それが実際の耳で聞けるのがたまらなくて……!この曲を聴くだけでも購入の価値ありだと思います……!

ということで『BLUE GIANT』熱よ伝われ~!

私個人の体験としては、『BLUE GIANT』がきっかけでジャズのイメージが一変しました

聖地巡礼も兼ねて昨年の誕生日の夜をBLUE NOTE TOKYOで過ごしたのですが、そこで「生で聴くジャズバンドの音がなんと熱いことか……」と痛感したのです。

映画『BLUE GIANT』の音楽が好きすぎて、昨年末に行われた上原ひろみさんのツアー「Hiromi’s Sonicwonder JAPAN TOUR 2023」も聴きに行きました。上原ひろみさんの演奏の凄さ、曲の美しさ、ライブだからこそ感じられるバンドメンバーとの阿吽の呼吸がびりびりと響いてきて、ほんとうに素晴らしい時間だった。

そして大親友がジャズシンガーになる夢を追って現在パリで修行しているのをかげながら応援している身としては、この作品を通じて親友が愛する音楽への理解がすこし深まったかな、と思っています。単に親友の歌声が「好き」だけじゃなくて、ジャズが自由で熱い音楽だから「好き」という気持ちも高まっている。だから彼女のライブを聴きに行くのがもっともっと楽しみになったし、いまパリで夜な夜なセッションに繰り出して修行を重ねている彼女の凄さも身にしみる。

そういうふうに『BLUE GIANT』で開かれたジャズへの興味は確実に私の行動や気持ちを変えているし、それ以外の部分で登場人物たちがくれる熱量から日々を熱く生きるモチベーションをもらっています

こういう変化が多くの人に起こることを願って、まだ『BLUE GIANT』が届いていない人たちに届くよう、リリースラッシュのこのタイミングでまたnoteを書いてみました!

きっと、伝わる!

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宿木雪樹(やどりぎゆき)
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