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ポケモンSVとかいう神ゲーについて全てまとめる【木下のポケモン講座48】

お待たせしました木下です。ポケモン講座ももう残り少ないので、ずっと考えていた長編記事をカキシルス 未購入勢の方も見れる作りにしてます。ポケモンSV全編のレビュー的な記事になります
全部書いた結果えげつない長さになってしまいました。

※ポケモンSV本編・DLCのネタバレを含みますのでネタバレ嫌な人は目次からストーリー飛ばしてください。


ポケモンシリーズとは

ポケットモンスター、縮めてポケモン。この不思議な生き物を「モンスターボール」で捕獲し、捕獲・対戦をしながらストーリーを進めたり、オンラインやローカル通信での対戦やポケモン交換などができるRPGゲームである。1996年、ゲームフリーク社によって生み出され、今では世界的な人気を誇るIPとなっている。他のゲームとの違いとして、登場ポケモンが違う2作を同時発売をし、どちらか好きな方(または両方)を買えるシステムも挙げられる。片方の作品でしか手に入らないポケモンは交換しなければ同じソフトに揃えられないといった感じ。

ポケモンスカーレット・バイオレット(通称ポケモンSV)は、パルデア地方での冒険を描いた、ポケモン本編シリーズの9作目(俗に言う9世代)である。

SVの概要

まず、最大の特徴としてシリーズ初のオープンワールドを採用していることが挙げられる。基本的にマップを移動するときにロードを挟まず、さらに特定のルートに従わず自由に進めていくことができる。例としては、テーブルシティやDLCマップ、ジムなどの一部建物を除き、パルデアの端から端までロード無しで移動できる。また、「チャンピオンロード」「レジェンドルート」「スターダストストリート」の3つのルートがあり、どのルートを選ぶか、そしてルート内のジム戦やヌシを倒す順番も自由である。やる順番が全て固定されていた過去作と比べると画期的な仕様である。ちなみにオープンワールド化に合わせてか、モブトレーナーは話しかけて戦うシステムに変わり、目を合わせたら即バトルとはならなくなった。
これに伴い戦闘システムも改められており、野生ポケモンやトレーナー戦では画面が切り替わらず、シームレスに戦闘が始まる。イメージとしてはレジェンズアルセウスに近い。

テラスタル

本作の新システム。ポケモンが結晶のようなものを纏い、テラスタイプと呼ばれるタイプに変化する。テラスタイプは18タイプ&DLCで追加されたステラタイプの中のどれか1タイプで、テラスタルを切るとそのタイプに変化する。テラスタイプはポケモンによって違い(野生の場合は基本的に元タイプのうちの1つ)、ほとんどのポケモンが全てのタイプに変化できる。

水タイプにテラスタルしたコノヨザル(にTODを仕掛けるグライオン)

ストーリー

プレイヤーはパルデア地方の学校「オレンジアカデミー」もしくは「ブルーベリーアカデミー」に入学する(ソフトによって入る学校と制服の色が変わるが、ストーリーに大きな違いはない)。ストーリー序盤にて、プレイヤーは浜辺で倒れていたコライドン/ミライドンを仲間にする。その後、アカデミーに入学式「宝探し」と銘打たれたパルデア地方の冒険をしていくことになる。「宝」が何だったのかはストーリーを完遂すれば自然に分かるだろう。ストーリーには3つのルートがあり、どれをどう進めるかはプレイヤーに委ねられている。

チャンピオンロード

各地のジムにいるジムリーダーを倒し、ポケモンリーグ四天王やチャンピオンに挑戦していくルート。ジムを制覇するとジムバッジを貰え、言うことを聞いてくれるポケモンのレベルが上がる。今までの作品に一番近いルートだろう。このルートでは、主人公の家のとなりに住んでいる、アカデミーの生徒会長の「ネモ」と主に関わっていくこととなる。これは今までの作品でいうホップやグリーンの立ち位置だが、何より違うのはネモは最初からチャンピオンという立場にいることである。
※パルデアでは他の地方と違い、チャンピオンはポケモンリーグを突破すればなれるようで、何人もいる模様。

ネモはポケモンバトルが非常に強く、それ故に自分が対等に戦える相手がいないことに孤独を感じていた。そして、それが欲しくて主人公にチャンピオンランクを目指さないかと誘ったのだ。つまりこのルートは主人公がチャンピオンとなり、ネモと対等に戦えるようになるまでの話なのである。

レジェンドルート

「ペパー」の相棒ポケモンの「マフィティフ」を回復させるために、各地の主ポケモンを倒して秘伝スパイスを集めるルート。ついでにコライドン/ミライドンもスパイスを食べ、ダッシュや滑空などのライド技を覚えられる。過去作の秘伝技のような位置付け。
ペパーは片方の親(博士)はエリアゼロでの研究のため息子にほとんど会えず、もう片方はすでに亡くなったか離婚した?という状況であり、その中で唯一そばに居てくれたのがマフィティフ(新ポケモン)だった。しかしそのマフィティフがエリアゼロで大怪我を負ってしまい、なんとか回復させる方法を探した結果秘伝スパイスにたどり着いた。初見では正直ただのありきたりなお使いイベントかと思っていたが、ペパーがマフィティフのために奮闘し、最後には回復させるという心温まるストーリーだった。

スターダストストリート

こちらは謎の人物「カシオペア」からの指示で、各地にいる「スター団」を倒していくルート。学校という設定を最も活かしたルートでもある。歴代作品でいうロケット団などの悪の組織枠である。しかしスター団は一見、不良集団のように見えるが、元はいじめられっ子がいじめに対抗するために集まって生まれた組織で、それが肥大化してしまいアカデミーも手をつけられなくなってしまったという経緯がある。そして、スター団を解散させる作戦を主導していたカシオペアの正体はスター団の創立者「ボタン」で、自分が主人公に負けて団を解散し、けじめをつけるために戦いを臨んでくる。
このルートの面白いところは、ネルケことクラベルが参加していることだ。アジトへ同行し、前任が隠蔽していたスター団の真相を知り、主人公に代わりカシオペアを止めようとするのはまさに教師の鑑。

ザ・ホームウェイ

上記の3つのルートをクリアした後に登場する最後のルート。3つのルートでそれぞれ関わったネモ・ペパー・ボタンとともに、博士やコライドン/ミライドンの真相を探るため、未開の地・エリアゼロへ突入する。ここまで書いていなかったが、今作の博士枠の「オーリム/フトゥー」はこれまでの作品とは一線を画した存在だ。コライドンを見つけたことをきっかけに連絡を取ってきて、ペパーを通してコライドン/ミライドンのボールを託したり、ライド技の解説などをしてくれるが、ここに至るまで画面越しにしか会話をして来なかった。
それもそのはず。
博士は研究の末、タイムマシンによって過去/未来のポケモンを呼び寄せることに成功したのだが、そのポケモンたちに殺されてしまったのだ。
主人公たちが今まで博士だと思っていたものは、博士が作った自分そっくりの挙動をするAIだったのだ。そして、生前の博士は自分の研究を邪魔されないように、AIの自我を乗っ取り、ポケモンバトルで相手を排除するプログラムを仕込んでいることを告げられる。
博士AIが感情のない手つきで繰り出していく古代/未来のポケモン「パラドックスポケモン」を倒すと異変が起きる。AIが「楽園防衛プログラム」に上書きされ、博士ID以外のモンスターボールをロックしてしまう。これは生前の博士がタイムマシンを止めさせないために作った最終手段だ。ロックの影響を受けないAIはコライドン/ミライドンをボールから繰り出すが(※2体目の個体で、主人公と一緒にいる個体はこいつとの縄張り争いに負けてエリアゼロから追い出された)、こちらはボールをロックされポケモンを繰り出せない。ただ1匹を除いては。

そう、主人公のコライドン/ミライドンである。手持ちを開くとコントローラーが振動し、コライドン/ミライドンのアイコンが光る。元は博士がタイムマシンから捕まえたポケモンだったので、ボールのIDも博士のものとなっている。このコライドン/ミライドンは争いに負けたトラウマからバトルフォルムになれず、今までも乗り物としての活躍だけだったが、主人公たちとの冒険の中で自信と勇気を取り戻し、遂にバトルフォルムへのチェンジを果たした。
仲間たちの応援を受け、相手のコライドン/ミライドンの必殺の一撃を「こらえる」で耐え、本作を代表する新技「テラバースト」で倒すという、作品のシステムを活かした流れは秀逸で目が離せなかった。

・発売前は最初から伝説がいるのはどうなのかと思ったが、コライドン/ミライドンは伝説ではないただの過去/未来のポケモンであり、主人公たちとの冒険を経てパルデアを救うことで伝説になるという展開は、他のルートにも言える「仲間とともに成長していく」SVのコンセプトの象徴と言えるだろう。過去の伝統を打ち破るこの作品にふさわしいラストだった。総じて歴代最高のストーリーだったと思う。

bwの「勝利は目の前!」を彷彿とさせるイントロから始まる最終戦のBGMは、道中で流れる曲のアレンジであり、今まで共に冒険して来たコライドン/ミライドンとの絆を感じられる。

DLC 碧の仮面

有料ダウンロードコンテンツ「ゼロの秘宝」の第1弾。主人公が「キタカミの里」に林間学校で訪れるところから始まる。DLCの中核を担うのはキタカミの里出身の、弟の「スグリ」と姉の「ゼイユ」の兄妹。
スグリは人見知りでよくゼイユの後ろに隠れてる臆病なキャラ。当初はね。キタカミの伝承に出てくる「鬼さま」に憧れている。伝承というのは後述。
一方のゼイユは気が強く、主人公のことも最初はよそ者扱いするが、次第に打ち解けていった。

その後、主人公とゼイユはお祭りで鬼さまことオーガポンを見かけるのだが、オーガポンはお面を落としてしまい、返すことに。自分だけ会えなかったと悲しませないようにスグリには言わなかったが、スグリはこのことを知り、自分だけハブられたとショックを受けてしまう。
そんな中、キタカミの里の伝承の真実をスグリの祖父母から聞かされる。悪い鬼(オーガポン)を3匹のポケモン(ともっこ)が倒して里を救うという内容だったが、実はオーガポンは一緒にいた人間をともっこに殺され、自分のお面も取られてしまったので里に降りて戦ったのだという。その後、何故か復活したともっこから残りのお面を取り返す(お面は4つあり、3つはともっこに奪われている)。
お面を返したところでオーガポンが主人公について行きたい様子を見せ、オーガポンを巡ってスグリと戦うことになるが、主人公に敗北するとその場から逃げ出してしまう。
スグリが主人公に勝つために強くなることを誓い、闇堕ち展開を示唆して前編は終了する。

違うんだスグリくん、誤解なんだ…

DLC 藍の円盤

第2弾では主人公がスグリたちの通うブルーベリー学園に留学する。しかしそこで見たのは変わり果てたスグリであった。スグリは本人曰く、強くなるために吐くほど努力したそうで、学内のリーグであるブルベリーグでもチャンピオンとなった。しかし強くなるためにあらゆるものを捨てた結果、リーグ部の部員に暴言を吐いたりする冷酷な性格になってしまった。主人公もブルベリーグに参戦し、ブルベリーグ四天王を下し、満を持してスグリと戦う。手持ちをカミッチュから進化したカミツオロチ以外すべて入れ替えたガチ構成にしているあたり、主人公に勝つことへの執念が見てとれる。ちなみにここでオーガポンを出すとスグリの隠しセリフを聞ける。
結局、スグリはまたも主人公に負け放心状態になってしまうのだが、その後主人公たちとともにブライア先生から呼び出される。パルデアのトップチャンピオンのオモダカから許可を出て、エリアゼロの調査に行くそうだ。オモダカから貰った青のディスクを使い最深部に降り、伝説のポケモン「テラパゴス」と邂逅する。スグリはマスターボールで休眠状態のテラパゴスを無理やり捕獲し、「今度こそ主人公に勝てる」とバトルを仕掛けるが、テラパゴスは真の力を発揮できず敗北。そこで、ブライアの提案でテラスタルを発動する。しかし、テラスタルしてステラフォルムになったテラパゴスは暴走し、マスターボールを破壊して主人公たちに襲いかかる。主人公とゼイユが対抗するが次第に追い詰められていくが、最後の最後でスグリが決心して主人公に助太刀しテラパゴスを撃破。ちなみにテラパゴスも主人公が捕まえた。
スグリもようやく主人公に勝つことへの妄執から抜け出し、ラストでは「ゼロからまた友達になってくれる?」とタイトル回収で終了。

・DLCは賛否両論な要素が多かったが、スグリの感情の描写はものすごく丁寧で作り込まれた印象だった。あちこちで言われているが、「主人公の影の部分」を悉く描き切っている。CERO-Aとは一体…?一方で、いかんせんテラパゴスへの掘り下げが少なすぎた。前作のバドレックスなんかはストーリーで語られる部分(&ヨ本人がめっちゃ喋る)が多く、愛着が持てる作りになっていたが、テラパゴスは結局何だったんだ感がある。後述の番外編もオーガポン周りを掘り下げるもので、やはりテラパゴスが置き去りにされている感が拭えなかった。
ちなみに前後編ともに、カメラマンの「サザレ」と珍しいポケモンを探すイベントがある。こちらは両方とも良イベントで、特に前編での暁ガチグマイベントは楽しかった。

ブライアとかいう唯一ただのバカだった人

DLC番外編 キビキビパニック

ともっこをけしかけてオーガポンと一緒にいた男を殺させ、お面を盗ませた黒幕「モモワロウ」を巡るストーリー。ホームウェイ組がキタカミの里に来てくれる。番外編のためかボリュームは少なめで、1時間程度で終わる。桃沢商店にある桃の置物が一瞬目を離した隙に消えてしまうホラーな幕開けから始まる。モモワロウは紫色の餅を食べさせた相手を操る能力を持っており、初めはゼイユが、続いてスグリの祖父母、ネモ、ペパー、ボタンが洗脳されてしまう。洗脳されると「キビキビー!」と言いながら奇っ怪なダンスを踊るところがギャグテイストで面白い。
終盤では洗脳されたネモと大量の村人に包囲されるのだが、ここでスグリに背中を任せて戦う共闘展開が熱い。スグリの性格も完全に優しい方向に戻り、学校にも復学するという真のエンディングも見れる。

モモワロウにキレるオーガポン。

元々は前後編しか発表されていなかったので、オーガポン周りやスグリについてちゃんと回収してくれたのは有能。テラパゴス?知らない子ですね…





ゲームシステム

SVはシステム面も過去作と一線を画すものになっており、良いところも悪いところも多いので一つずつ解説する。

操作面

後述のポケモンが見えない問題を除けば平均点程度はあると思う。崖からずり落ちたりするストレスは無いとは言えないが…ボックスのボタン操作が前作やHOMEと違うのは謎すぎる。
DLCでミラコラのライド技が追加され飛べるようになった。便利。

UI

手持ちポケモンの道具を掴む、先頭でないポケモンを先頭に移動するなどがワンタッチでできるのは○。ボックスのポケモンのアイコンが表示されるのが遅すぎる問題もだいぶ改善された気がする。問題は持ち物やポケモン図鑑で、ページ送りがない、道具の並び順が謎(こだわりハチマキとこだわりメガネが離れているなど)のような問題点がある。そうははらんやろ。道具は慣れれば余裕だが図鑑は酷すぎて開くのも苦。ちなみに目的のポケモンに近い五十音のポケモンにカーソルを合わせ、五十音に並び替えるというテクニックを編み出したが、それでもだるい。

オープンワールド

今までの作品と違い、広大な世界をロードを挟まず自由な道順で冒険できる。ポケモンの生態を写すのにもオープンワールドは相性が良い。マップも遠くまで見渡せて、全ての場所に行けるのは楽しい。特にエリアゼロは隠しダンジョン感あって好き。ポケモンシリーズの新たな境地として面白い挑戦だった。
しかし問題も多く、主に
・野生のポケモンとシームレスにバトルできるのが利点だが、戦闘中に他のポケモンのシンボルが主人公と重なると、「逃げる」を選択した際にそのポケモンとエンカウントしてしまう、所謂連続エンカ。不快極まりない。
・オープンワールドとはいったものの、建物やテーブルシティの出入りでロードが発生する。また、容量が大きくなりすぎたためか、基本FPSが低下し、ラグも目立つ。
・自由な順番で冒険できるはずが、ジムなどのレベルは入った順番で変動するわけではなく固定なので、適当に入ると極端に高レベル、または低レベルの相手に当たってしまう。そのせいで、レベル差マッチを避けるためには実質的に攻略順序が固定されてしまう。
・野生のポケモンが小さくて見えない。ミラコラにライド中だとさらに見づらい。
・街が全体的にしょぼい。ほとんどの建物に入れない。ハリボテ感がある。
といったものが挙げられる。

テラスタル

どういうものかは上の方に書いたので割愛。これも賛否分かれるところだと思う。メガシンカやキョダイマックスなどと違い全てのポケモンが使えるが、逆に王冠を被って結晶化するだけでポケモン本体のデザインが変わったりはしない。対戦に於いては択ゲーを避けにくい要素だが、それはメガシンカやダイマックスにもそういう要素はあったのでノーカンと言いたい。そもそもポケモンって択になりやすいシステムだし。例えば虫ジムで(虫タイプでない)ヒメグマが虫テラスを切るなど、ストーリー中での演出としては良かったと思う。テラスタル禁止レギュレーションはよ

テラレイドバトル

剣盾のマックスレイドバトルを踏襲したレイド形式のバトルで、相手のポケモン1匹に対してこちらは4人で1匹ずつ出して戦う。NPCを入れたソロプレイ、オンラインやローカルでのマルチプレイができる。終了条件は制限時間切れで、(NPCではない)プレイヤーのポケモンが倒されると制限時間が減り、ポケモンは復活できる。操作不能バグなどによるテンポの悪さで批判されがちだが、前作の剣盾のレイドバトルが酷すぎた故に改善された箇所も多い。具体的にはNPCが死んでもペナルティがない、剣盾のような戦う気のないNPCがいない、戦闘ペースが速い点である。とはいえ、最強レイドは調べないと(または一定の知識に基づき時間をかけて対策ポケモンを開発しなければ)攻略不可な難易度であり、キッズなどには厳しすぎる気がする。そもそも一致テラスタルしなければシールドを碌に削れないなど、説明不足な点が多い。

テラピース

テラスタイプを変更するのに50個要るアイテム。通常攻略や図鑑埋めには全く不要だが、ガチ対戦をする場合のみ必須になる。初期は本当に集まりが悪く、これを理由に対戦のハードルが上がっており、昔の暇人選手権とか言われていた時代に戻ってしまっていた。しかしDLCやハピナスレイドでのテコ入れによって現実的に集められるようになった。対戦をやろうとする程度のポケモンへの想いがあればわりかし集められると思う。

ランクマッチ用のポケモンには多くのテラピースを貢ぐ必要がある

鬼退治フェス

後述のブルレクと並ぶ二大クソ要素。エンジョイ勢ならストーリーでの1度しかプレイせずに済むのが唯一の救い。ミラコラに乗ってフィールド上の風船みたいなのを割ってきのみを手に入れ、台座に指定された数を置き切るとステージクリア、というのを繰り返すミニゲーム。難易度がマルチ前提のくせに野良ができず合言葉のみ、引いたステージ次第で難易度が爆上がりする運ゲー仕様、台座に木の実を置く際に一つずつしか置けないので連打必須といった糞ゲー。しかしまっさらもちやイバンの実など、ここでしか手に入らないアイテムがあるため対戦勢はこれをやることを強制される。(一応、必須級のアイテムは含まれていないのと、まっさらもちは努力値下げ木の実や新個体で代用できることは補足する)

ブルレク

第二のクソ。「おまかせバトルで10匹倒す」「わざマシンを作る」「泳いでいるポケモンの写真を撮る」などのミッションをクリアするとBPが貰えるシステム。BPはDLCクリア後の唯一の金策手段である道具プリンターを回すのに必要で、ブルレクでしか手に入らない←既に嫌な予感。ブルレクのクリア数に応じて伝説のポケモンがパルデアに現れる「おやつおやじ」という要素があるほか、御三家が現れるようになる(図鑑埋めに必須)ブルーベリー学園の環境整備にもBPが必要。ブルレク自体も何も褒められるところのない作業用作業ゲームなので、エンジョイ勢の方はやらずにさっさとZAを待ちましょう。

さいごに

記事が長すぎて投稿遅れてすみません。木下のポケモン講座はあと2回で最終回なので最後までよろしくお願いします。なんかシステム面悪いところばかり言ってしまいましたが逆にこれ以外に悪いところはあまり無いはずです。めちゃくちゃ良いゲームだと思うので是非買って欲しいです。

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