「変える」という語り口が、「変えない」現状を生むという話
どうも、ヤドカリです。
多くの日本人は変化を嫌います。そのため、変化を起こそうとする人は「危険な人」「変な人」と見られがちです。これは教育の失敗だと思うんですが、この教育を受けてきてしまった以上どうしようもありません。
もちろん、個人として変化に寛容になる必要があると思いますが、集団に所属してしまえば個性は簡単に消えてしまいます。その中で、どんなにおかしいことがあっても変えるには「変える」という語り口をやめた方がいいと思います。
「戻す」「直す」といった語り口の方が抵抗感は少ないと思います。微々たる変化だと思うかもしれませんが、言葉から受ける印象というのは大きいと思います。
「変える」という言葉には、リスクがあり集団から外れる行為だというイメージがあると思います。一方、「戻す」「直す」もほぼ同じ意味でもイメージが柔らかいです。
政治などでも、若者の意識が低いのは単純に知らないというのはあると思いますが、変化を恐れるからかなーと思います。例え、その道が間違っていたとしてもそれに目を背けても変化したくないという思いがあると思います。
まあ、賢い人からすればそれは愚かな行為なんですが、その「愚かな行為だから、変えるべきだ!」という語り口が分断を、そして「変えない」現状を生んでる気がします。
間違ったやり方をしてる友達に、頭ごなしに叱ったら意固地になってしまって逆効果になってしまうのと同じです。なので、理解してもらうには相手を理解して懇切丁寧に教えることしかないと思います。
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。
みんなのフォトギャラリーより、Nao Sakamoto's memo さんの画像を使わせていただきました、ありがとうございます。
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