【エッセイ】ツボと言えば
テニス肘と診断を受ける。当面の間は湿布と整形外科の先生に教わったストレッチを継続的に行い様子を見ることに。症状が酷くなれば注射を打たねば完治は難しいらしく、まじか、と思った。既に我慢の限界に達しており、まだ悪化する可能性が残っているんだと悲しい気持ちになってしまう。事の発端は、園で重い荷物を運んだり、掃除の際に雑巾を絞るべく力を込めると右手首から肘にかけて走る激痛だ。勝手に治るだろう、そう軽視し放っていたが徐々にエスカレートし、休みの日に安静にしたところで攣ったような感覚が辛く通院せざるを得なくなったわけだが、軽い部類なのかもしれない。
病名は腕のツボを押されて発覚した。ツボ、と言えば、例えば足ツボマッサージなどで足裏を刺激し血行を良くする効果を持つぐらいの認識の私は、体の不具合がわかる事実に驚きを隠せない。体調を整える以外の役割を身をもって痛感する。