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草食系ベンチャーで「今が一番面白い」を体験しませんか?【インタビュー後編】

こんにちは、note編集部の鈴木です。

前編から引き続き、MENTENAがおかれている市場・開発環境や今後の展望について深掘りしていきたいと思います。最後に当社がMENTENAを成長させ、新しいプロダクトを開発するうえで、どのような人と一緒に働きたいか3人にコメントをもらいました。

登場人物をあらためて紹介します。

山口さん(写真左):MENTENA事業責任者
岩片さん(写真中央):プロダクトマネージャー
吉田さん(写真右):マーケティング 統括

サービス全体の強みで価値を提供したい

ーMENTENAの強みとして設備管理に特化している点があると思うのですが、そのあたりはどうですか?
機能は十分だなとか、まだまだ追加していけるなとか。

岩片さん
やっぱり機能的にはまだまだやりたい事はあります。エンジニア的な観点からもっとクオリティを上げたいと思うものもありますし、当社のミッションである「顧客の一番のパートナーであり続ける。」を実現していくためにもお客さまの声を聞く機会をもっと増やしたいと思っています。

ホットワードとしてはやはり生成AIやIoTを中心にご要望は多数挙がっています。これらにどう応えていくか、本当にやりたいことは山ほどある感じですね。

ーなるほど。山口さんはいかがですか?

山口さん
機能的には他社のサービスも含めて収斂(しゅうれん)されていくと思います。そのなかでやはりサービス全体の強みをMENTENAは大事にしていきたいと思っています。

それはCSチームのオンボーディングとか定着プロセスとか、営業チームがちゃんと伴走するといった、プロダクト以外の強みが合わさってお客さまが「使い続けたい」「困ったときにMENTENAを選んでよかった」と感じてもらえるサービス価値の提供が重要じゃないかなと思います。

レガシーの領域で年齢層も高くて、そういったところも含めると差別化の一番の強みになっていくんじゃないかと思っています。

吉田さん
設備管理のなかでも保全というコストを抑えなきゃいけない部門で、営業やマーケター目線でいうと、MENTENAはクラウド製品として100社以上に買われているものだから、もう十分に売れる品質があると解釈ができます。

もう1つは、岩片さんがいっていたように、もっとたくさんの解決ができるという膨らんだアイデアが出てくるんですよね、だから何ていうか、MENTENAのなかで機能強化するのか全然別のものを作るのか考える楽しみがいっぱいあるよね。

岩片さん
そうですね。ただ、最近ちょっとSaaSのよくない事業戦略として耳にするのが、なんでもかんでも新しい機能を作ってオールインワン化していって値段を上げるというものです。

正直ユーザーさんから見れば要らないものを、売上のために増やしてしまう。価値提供が目的だったはずなのにセット売りや値上げをする言い訳として新機能を出すようになり、そのうち新機能を出すこと自体が目的になってしまう、といった文脈です。ある意味SaaSビジネスの一種の限界ではないかともいわれているようです。

こうしたことがないように、安易にMENTENAをリッチにしていくだけではなく、場合によってはあえて別製品として・別の顧客層向けに出すべきかも含めて慎重に検討しないといけないとも思っています。

開いているシステムとして顧客の提供価値を上げる

ーそうすると、MENTENAと他のサービスを連携していきたいという考えもあるんですか?
山口さん、いかがですか。

山口さん
今は設備管理の領域でサービスを提供してるけど、組み合わせて便利になる隣の領域っていうのは、必ずあると思っていて。

それは今、岩片さんがいってくれたような、手作業でやっているものをIoTで自動化するサービスもあるし、工場人員の作業時間のコストを管理しているようなサービスもあります。そういう工場運営全体に視野を広げることで提供できる価値が大きくなっていくと思います。
そういった意味でも、MENTENAの隣の製品を作るっていうのがまず1つ。

もう1つは、例えばBIツールや基幹システムといった、お客さま自身もいろんなサービスを使っているので、自社だけではできない部分を他のサービスと連携をして、顧客の提供価値や体験をあげていくっていうのはすごく重要。

ー岩片さんは今の山口さんのお話しにあった、他社サービス連携などについてはいかがですか?

MENTENA公式HPトップページより

岩片さん
冒頭でお話しすべきでしたが、私が一人目のプロダクト担当者として入社していて、これはMENTENAであったり「MENTENAの隣」も含めたシリーズや設備管理業務のエコシステムをデザインすることが求められてくると役割だと考えています。
もちろん私だけではなく将来入社されるプロダクト担当の方全般に課される役割です。

そうなっていった時にエコシステムの1つの部品として、他社さんが提供されているものとどうつながっていくかも全体像としてどんどん考えていかなければいけないと思います。

山口さんからお話があった基幹システムやBIツールとの連携でいえば、主要なプレイヤーはSAPやTableauですがほかにどのようなツールがあって、どういう使い方ができればMENTENAのお客さまが喜ぶのか。まだまだ勉強不足なのでもっと理解を深めていきたいですね。また、頭でっかちに考えてお客さまが喜ばない機能を押し付けてしまわないように気を付けたいなと思っています。

ーちなみに少し話はそれますが、岩片さんはもともとエンジニアですけど、今はコードを書いたりされないんですか?

岩片さん
今はしてないですね。書きたい気持ちはありますが、現在のMENTENAチームとしては全体の流れを整える役割が足りていないので、じゃあそこを重点的にやろうかという感じです。

私自身としては「MENTENAが天下を取るためならどのポジションでもやるよ!」というスタンスです。もし問い合わせの電話を取る必要があればやるし、営業のデモをやる必要があればいつでも大丈夫という気持ちでいます。

現在はたまたま全体の流れを整える役割や、今シーズンどのような新機能を作ろうかの検討や調整をやる役割が特に手薄なのでそこを頑張っている感じですね。

餅は餅屋に任せる文化

ー当社は、MENTENAに参画してくれる方を募集しています。特に、事業開発とPdMのポジションを募集中ですが、入っていただいたらどのようにご活躍いただきたいですか?

山口さん
そうだな、プロダクトとして今は単体だけど、もう少し大きいプロダクトの戦略を立てて一つひとつ、新規事業の開発をしていく必要があると思っています。今の注力事業であるMENTENAを伸ばしていくっていうことと、新しいプロダクトを作ってそれを0→1立ち上げて成長させていくっていう両方が必要だと思います。

そのために、全体像をちゃんと議論できて、お客さまへの価値提供をどうやって広げていくかを一緒に考えて、その内の1つのフェーズとしてさっきお話ししたサービスを広げていくための議論をできることが重要かなと思っています。

ーありがとうございます。
設立63年目の老舗企業の子会社というのは、スタートアップと比べたときの資金力はある一方で、子会社と言っても小回りが効かないなど、正直どのように感じていますか?

吉田さん
まず企業が60年間生き残ること自体が簡単ではないので、建設コンサルタント事業としての固いルールというのは厳然としてあって、真正面の正面玄関からいくとまぁ手数が多いのが事実です。

私が入社するときに高橋社長がおっしゃっていたのは「そこがまずいから新しい事業の開発をするんだ」っていうように会社のトップがコミットしてるのね。
これが意外と新しい事業に取り組んでいる会社のなかで10あると半分がそこで脱落するぐらいです。事業部に丸投げではなくて、「経営陣が新規事業を作りたいといっている」ところが八千代エンジニヤリングの特色の1つ。

MENTENAチームMTGの様子

だからこそ子会社を作ったんだと感じます。
で、象徴的なことでいうと新会社設立するのも早かったし、その後も決裁がすごく早かったことがあったんですよ。

数千万円の販促活動の投資案件があったんだけど、通常だったら経営幹部の月に1回の会議体にかけてもらって、そこで承認のハンコ押してもらってその後手続きを通さないといけないものを、「すぐにやっていいから、後で手続きをきちんとやってね」と言ってくださって営業活動を推進できたっていう事例があって、経営の方も本気だなっていうのがあるので。

新しく入ってくる方にお伝えしたいのは、楽できるわけじゃないんですよ、表玄関からいけばすごい数の手続きがあるから。
ただ、お互いに誠意を持ってお互いにコミュニケーションを取っていったら裏口じゃないけど、解決案が出てくるっていうのは八千代の特色の1つですね。

ー事業開発については知見がなくてあまりわからないから、任せてくれるっていうのもあるんですかね?

吉田さん
餅は餅屋に任せるっていう文化があるので、あまり細かいところは口出しはしないっていうのもあると思う。
そこはたしかにありますね。

草食系ベンチャー?

ー山口さんはいかがですか?

山口さん
そうですね。やりたい事がある人に対して、社内にダメっていう人はほとんどいない。
ただ、やると言ったら自分でちゃんとやらなきゃいけないね。
やりたいって言ったんだからちゃんとやりなよっていうのはあるし、新しいことをやろうとしたときにリソースがないことは多々あるので、そこをどうやっていくのかというのは難しいところだけど、MENTENA事業としては社外から入ってきてくれた人がいろいろなノウハウを落としていってくれているなと思っていて。

本当にここにいる皆さんのような餅屋がいっぱい入ってきてくれたことで事業がここまで来れたなと思っています。新しい人が入ってきたらチームに合わせてやってもらおうとは思っていなくて、よりよいものがあれば提案してもらってそれをどんどん取り入れながら、変えていきたいと思ってる。

吉田さん
メンバーの組み合わせは変わってるんだよね?

山口さん
そう、どんどん変わっていってますね。

吉田さん
岩片さんが言ってたことがすごく象徴的で、MENTENAで活躍してる人って自分で壁を作らない。私の仕事はここまでって線を引かないよね。
私はこれだけって言わないで、展示会にも全員で出ていくし、こういうコンテンツ作成も皆でやってるもんね。

2024年10月ものづくりワールド関西の様子

山口さん
MENTENAのチームの雰囲気を一言で表すと、文化祭です。あんまり細かいことに文句を言う人はいないね。
いいことだと思う。

岩片さん
60年の歴史がある会社とは思えないスピード感とか仕事の密度がありますね。皆さんすごく本気で日々働いていて、毎日本気で意見を交わしています。
逆に、60年の会社らしいところでいうと、制度はきちんとしています。それこそ以前働いていたITベンチャーと比較すると段違いでいいですね。


たしかに。

山口さん
そうだね、そこはもっとアピールしないと!
なんだっけ、吉田さんがいつも言ってますよね。なんとかベンチャー

吉田さん
あ、草食系ベンチャー

山口さん
そうそう、草食系ベンチャー。ベンチャーまではいかない、安定しているところは安定してるという意味です。

岩片さん
ベンチャーと違うところでいうと、ITベンチャーの新興企業って当然ではあるんですけど創業者が社長なんですよ。ベンチャー企業だと直接やり取りする上司との相性も大事だし、その後すべてをひっくり返す可能性のある創業社長との方向性が合うか。そこが合わなくて上から潰されると感じていた同僚もいました。当社はそういうクセがなく、民主化されていて、いいなって思います。

山口さん 吉田さん
おもしろい視点だなー

事業フェーズのなかで一番楽しい時期

ーでは、そろそろお時間なので、一言ずついただけますか?
まず吉田さんから。

吉田さん
そうですね、子会社化されて数億の投資がされて、人数としても30人弱ぐらいで一番楽しい時期だと思うんですよね。

山口さん
うんうん。

吉田さん
これから規模が大きくなっていくと組織ごとのルールって決めざるを得ないので、ルールに合わせて安定したい方には相性がよくなっていくんだけど、新しい事業でスキルを上げていきたいって方にはつまらなくなってしまうんですよね。

なので、自分で何かを立ち上げていきたいという方には、非常に貴重な経験の場になるので、まずは何をやっているのか話を聞きにきてもらうのはすごくメリットがあると思います。

ー岩片さん、いかがですか?

岩片さん
あらゆるポジションで人手が足りてないので、いろいろな長所やスキルを生かすことも身に着けることもできるフェーズだと思います。

プロダクトの面ではMENTENAを強くしていく人も欲しいし、次のサービス、次のプロダクトを作ってくれる人も欲しいです。技術寄りのところでは技術広報をやっていきたいですし、インフラエンジニアもセキュリティエンジニアもUI/UXが得意な人も大歓迎です!

今は山口さんや私がいろいろと兼任していますが、どのような方も入ったらハマるところがあるかもしれないので、ちょっとでも興味を持ったらカジュアルに聞きに来てほしいなと思います。

ー最後に山口さんお願いします。

山口さん
事業としては、今から倍倍にしていきたいタイミングで、それを実現できる成果もでています。ちょうど成長曲線の曲がり角にきているので、参画していただくにはおもしろいタイミングではないかと思っています。

もう1点が、まさに成長しようとしているフェーズですが、かつ安定した基盤もあるので、チャレンジしつつ落ち着いて一つひとつの仕事に向き合える環境がある。

お客さまもそうだし社内もノリでやっていくというよりは、一つひとつ誠実に積み上げていきたいという人が参画してくれるとすごくフィットすると思うので、お気軽に声をかけてもらえるとうれしいなと思います。

ー皆さん、本日はありがとうございました。
それでは、インタビューを終了します。


ありがとうございました。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございます。

八千代ソリューションズでは一緒にMENTENA事業の拡大をめざしてくれる、新しい仲間を探しています!

2021年に誕生したMENTENAは、まだまだ事業のフェーズが変わる転換期。自社プロダクトを自分の手で育てられることはもちろん、チームやオペレーションづくりに挑戦できる環境が整っています。

今回の記事を読んで少しでも興味を持っていただけた方は、まずは気軽にお話をしてみませんか?

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