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『 青の時代 』三島由紀夫

三島由紀夫 好きな人ならば、一度は読んだことはあるだろうと思われる

『 青の時代 』昭和25年著

作中では、K市となっているが、それは僕が住む
木更津のことです。

この話は、1948年の「光クラブ事件」をモチーフにしている。

尚、この話の主人公、川崎誠(本名 山崎晃嗣)と、三島由紀夫は東京大学の同級生でもある。


「光クラブ事件」とは?

僕の説明より、wikipediaの方がわかりやすいので、ペーストしておきますね。


木更津でも、名家といわれた山崎家は
代々、木更津市長などを務め
山崎晃嗣は、医師(山崎医院)の山崎直と、
渋沢家の血を引く、総子の五男として生まれる。

作中に出てくる、地名
例えば、矢那川、鳥居崎、太田山なども
すべて実在する場所で、僕自身もよく行きます。


こじんまりとした、かわいい洋館です。

大正九年に建てられた
旧 山崎医院の写真。(inohna photo)
現在はおそらく木更津市の所有

※ bar toricoのお客さんには、市役所の方が多いので、聞いてみたら、借りて住むこともできるとのこと。

木更津レトロ建物のひとつとして紹介されています。


作品の内容については、多少の物足りなさを感じつつも、満足しています。
先に、光クラブ事件のことを知ってから読んだせいもあるかと思います。

事実としては、追い込まれた川崎誠(山崎)が、
青酸カリで、自◯をするのですが、
その辺りには全く触れていないので、三島由紀夫の同級生に対する"配慮"を感じました。


看板も取れてしまった古い商店。
二年ほど前に取り壊された、僕の大好きな、古い洋館。
旧山崎医院の横の、矢那川の風景。
路地裏。
この廃墟をかなり気に入っていて、僕のドラキュラのような風貌がとても似合う。

旧 山崎医院の周りの景色。

写真はありませんが、旧山崎医院の正面には、
タヌキ囃子で有名な、證誠寺があり
その並び数十メートルのところに、
僕が生まれた、薬丸病院という病院があります。


今回は、「青の時代」の舞台となった木更津、
そして、そのゆかりの地の紹介になりました。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

猪鼻康幸

追伸 夏って、不思議と本が読みたくなりませんか。

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