宿泊業運営をやってみて
3年ほど宿泊業をやっています。わけあってあと少しで終わりなんですが。
未知の世界だった宿泊業ですが、やってみての感想を。
農家民宿
色んな形態のある宿泊業ですが、うちはその中でもいわゆる「農家民泊」に近いものでした。立地的に観光地では全くないので、フラフラっと訪れる方はほぼいません。なのでほぼ完全予約制。最初はあまり考えていなかったけど、他にも色々と複業しているのでそのほうが都合が良かったので結果オーライかな。
農家民宿とはいえ、バリバリ農業をやっているわけではないので農業体験をおこなうのは宿泊者の1割くらいかなあと。対象は「農業を少しだけカジってみたい人」で、家庭菜園程度の意識の持ち主が多かったです。
宿泊する目的と人
どんな人がどんな目的で泊まるかについてですが、一番多いのは国籍問わず「観光」目的の人でした。施設近辺は観光地ではありませんが車で1時間圏内に観光地がいくつかあるためです。なのでお客の9割方は車で来ていますね。
次に多いのが「体験」です。農業体験の話を先に出しましたが、体験は農業に限りません。いままでおこなったのを挙げると、「ピザ焼き体験」「竹細工体験」「木工体験」「カブトムシクワガタムシ取り体験」「薪割り体験」「散歩体験」「公民館訪問体験」「地元のお祭り体験」…などなど。お客さんのリクエストが様々あるので、対応していったらこうなったという感じですね。
そこまで多くないけど意外だった宿泊目的は以下です。
・研修や勉強会での一棟貸切
・工事や土建のおっちゃん
・クラブ活動の生徒の合宿
勉強会の宿泊の話が来たときは「え、なんでここで?」と思いましたが、いわく 落ち着いた雰囲気といつもとは違う全く別の場所でおこなうことで学びの良い効果がある、とのことでした。へ~っと思いました。
工事のおっちゃんたちは結構多いです。農家民宿に工事のおっちゃんたちってすごい組み合わせだよな~と我ながら思うんですが、現場の方々はみんな親切でしたね。
そんな感じで予想していた客層もいれば予想外の客層もいたということです。
そんなことをつらつらと書き連ねていたら、工事現場に向かう方がチェックアウトされました。ちゃんちゃん