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【ベンチャー経験で学んだ】女性のキャリア開花術

はじめに

こんにちは。YACCOです。
今回は、私がベンチャー企業での経験から得た“変化を楽しむマインド”や“自立的なキャリア形成のきっかけ”についてお話ししたいと思います。大手メーカー勤務とはまったく異なるスピード感や仕事の進め方に戸惑いつつも、新たなステージへと飛び込んで得られた気づきがたくさんありました。

私は27歳の時に大手からベンチャーへ飛び込みました。そこでは、仕事を通じて、人生観を見つめ直す貴重な時間を過ごしました。みなさまにとっても「もっと自分らしく生きるには、どうすればいいのだろう?」と考えるヒントになれば嬉しいです。




1. 大手とベンチャー、働き方のギャップに驚いた話

◆仕事の「幅」が広すぎる!?

大手メーカー時代は、部門ごとに役割が明確で、私が担当していた製品開発のプロセスも厳格に区分されていました。「営業は営業」「開発は開発」という形です。一方、ベンチャー企業に移って最初に感じたのは「担当範囲があいまい」ということ。

  • 開発担当として入社したのに、実際には広報資料の作成やイベントブースの運営、さらには採用面接までこなす日々。「え、そんなところまで私が?」と思う瞬間の連続でしたが、そのぶん「会社が成長するためなら、何にでも挑戦できる」という自由さを実感しました。

◆「早く決める」風土が新鮮

大企業のころは何かを決定するまでに、上長や関連部署とのすり合わせに時間がかかりました。ベンチャーでは、上司と10分の相談をしただけで新プロジェクトがスタートしてしまうことも。

  • 新製品の企画がその場で「面白い!やりましょう!」とGOに。「まずは動いてみる」姿勢のおかげで、スピード感と決断力を体で覚えた気がします。


2. 変化を楽しむマインドがもたらす3つのメリット

メリット1:新しいスキルや人脈が増える

仕事の幅が広いと、それだけ新しいスキルを磨くチャンスも多いもの。たとえば「製品仕様をまとめた資料を作る」だけだったのが、いつの間にか「ニュースリリースの作成」や「営業補佐」にまで手を広げられる、なんてことが起こります。

  • 営業なんてやったこともなかったのに、必要とあらば販売店に出向き新商品を説明したり、お客様とのやりとりをしていたり。結果的に販売店やお客様が求めることを知り、より魅力的な製品開発につなげられ、売上を増やすことができた…という実体験があります。

メリット2:視野が広がり、仕事全体を俯瞰できる

ベンチャー企業では、自分の職種以外のところにも目を向けざるを得ない状況が多々あります。すると「このプロジェクトは営業がどんな苦労をしているんだろう?」と想像したり、「開発チームが抱える課題は?」と考えられる姿勢が自然と身につきます。

  • ある日の企画会議で、開発メンバーから「この機能は工程的に難しい」と反対意見が出たとき、私がマーケティングの立場から追加のメリットを提示することで最終的に合意形成ができました。多角的に考えられるようになると、プロジェクトの推進力がアップします。

メリット3:自身の“好き”や“得意”に出会いやすい

担当範囲が広いと、「想像以上に商品企画が楽しい!」「イベント運営に夢中になる自分がいる」と、意外な自分の適性に気づくことがあります。これこそ“自分らしいキャリア”に近づく大きなヒントになります。


3. “自分らしいキャリア”への小さな一歩を踏み出すコツ

コツ1:周囲に「やってみたい」と声をかける

ベンチャーでは、誰かが「私がやります!」と言ったたら、それが役職や年齢に関係なく任されることが結構あります。大企業でも「そろそろ他部署の業務も経験してみたい」と声をあげてみると、意外と応援してくれる上司や同僚が見つかることがありますよ。

コツ2:小さな行動で試してみる

突然ベンチャーに転職しなくても、社内で新プロジェクトの公募に手を挙げたり、社外の勉強会に参加したり。日常でできる小さな挑戦から始めてみると、“変化を楽しむ”感覚がつかめるかもしれません。

  • たとえば週末だけ、フリーマーケット出店やワークショップ運営にかかわってみる。実はそこに「こんなサービスを作ったら面白いのでは?」というビジネスの種が眠っている、なんてことも。

コツ3:失敗を「経験値」と捉える

ベンチャーで大切なのは、行動やスピード感、そして失敗から学ぶ姿勢です。新しいことに挑戦するときは失敗がつきものです。「どうしてこうなったんだろう?」「次は何を変えればうまくいくか?」と振り返る癖をつけると、どんな経験も自分の糧になります。


4. ベンチャーならではの私の失敗と成功

私がベンチャー企業で初めて製品開発の統括役を務めることになった時のことです。大手時代の癖で、最初はかっちりした資料を作り込み、何度も上司に確認を取ってからリリースしようと考えていたんです。

  • 失敗: 資料作成に時間をかけすぎて、営業チームから「早く試作版を出さないと他社に遅れをとってしまう」とクレームが入りました。その危惧通り、コンセプト発表のタイミングが遅れ、競合製品に先を越される形に…。

  • 学び: 改めて「先に小さく始める」「動きながらブラッシュアップ」という方針に切り替え、お客様の声や、販売店の反応をこまめに反映していきました。こうしたリアルタイムの改善が功を奏し、バージョンアップ毎に販売数が増加していきました。


5. まとめ──キャリアの選択肢を広げるために

  • ベンチャーの特徴: 幅広い業務範囲、スピード重視、失敗を恐れず挑戦できる文化。

  • 変化を楽しむことのメリット: 新しいスキルや人脈が増え、仕事全体を俯瞰し、自分の得意なことを見つけやすい。

  • 小さな一歩を大切に: ベンチャー転職がハードルに感じるなら、社内の新プロジェクトや副業など、身近なステージで一度やってみることが大きな気づきにつながります。

“自分らしいキャリア”を追求するためには、恐れず変化を受け入れ、行動してみる姿勢が大切です。「私にも新しいことができるかもしれない」と思うきっかけを、自らつくり出してみると世界がぐんと広がります。

もしこの記事を読んで、「ちょっとやってみたいかも」と感じていただけたら、ぜひ“スキ”を押してみてくださいね。その“小さなアクション”こそが、あなたの新しいキャリアの第一歩になるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたにとっての“自分らしいキャリア”が、何よりも輝かしいものになりますように。