神の国
イエス・キリストは、神の国の福音を宣教した。
「貧しい者は幸いである。神の国はその人たちのものだから。」
この「貧しい者」は、経済的に困窮している人が含まれるが、それだけではない。この世において社会から排斥されている人、虐げられている人、囚われている人などが含まれる。
この世の価値観は弱肉強食。上に立つ者は下にいる者を力で支配し、貧しい人たちから居場所が奪われる。
しかし、神の国の価値観はその真逆だ。貧しい人たちが地を受け継ぎ、慰められ、満たされる。上に立つ者は下にいる者に愛をもって仕える。
それは、神の国の王であるイエス・キリストのみ教えにすべての人が従うからだ。
私たちは神の国が幻想だと思っていない。
また、それが世界の一部の人たちが努力して実現しようとしている社会変革運動の1つだとも思っていない。
今の世全体が、やがて神の国となることを信じている。
イエス・キリストがよみがえられなければ、私たちのよみがえりも、キリストの再臨も、さばきも、神の国もないだろう。
しかし、キリストはよみがえったのだ。