なぜ学校教育において芸術が大事なのか。

The Arts and The Creation of Mind

「なぜ学校教育において芸術が大事なのか?」
と、的を絞って本を読みました。
読み切りました。(?)

自分が導いた答えは、
「芸術は、自分自身をつくっていく過程だから」です。

ーなぜ自分自身をつくっていく過程が大事なのか。
現在、学校では、みんなが同じ答え求め、同じ目的地を目指すことが求められるけれど、人生では、そうでないことの方が多いです。
与えられたものをなぞるのではなくて、自分でつくり、見つけていく過程は生きる、生き抜く力につながるのではないでしょうか。

ー自分自身をつくる過程とは何か?
学びが効率性や正解を求めない中で、感覚を十分に研ぎ澄まして得られた、アイディア(頭の中にある思考)を表現すること。
自分のアイディア、感情、願望、イメージ、言葉以外、言葉を超えた意味をもつものさえ表現し、他の人と共有することで、それらを安定させること。
他者の表現から得られる発見(多様性を知る)を通して、自分自身を捉え直したり、自分自身に気づいたりする機会を得ること。

訓練所で、美術教師の同期隊員がいました。大先輩の彼女は、「芸術に正解はないけど、私は、『正解は自分の中にある』と生徒にいつも話しているよ。」と教えてくれました。

出国前に会った図工の先生は、「今、答えなんて、ネットですぐに調べられてしまう。知っていることに価値がある時代は、もう過ぎてしまう。その中で、自分で楽しいことを見つけたり、自分で新しいものをつくっていく、図工で得られる力はとても大事な力だと思う。」とお話ししてくれました。

大好きな夫妻と行ったバーのママは、「私の子供はダウン症なんだけれど、うまく言葉で表現できないでしょ。言葉に表現できない気持ちを表現できるのが芸術だと思う。」とお話ししてくれました。

BTSのRMさんが芸術にすがる理由
大好きな西加奈子さんの小説『サラバ』で、主人公の姉が出会ったアート、

芸術は神様みたいなものなのでしょうか。

偉大な美術教員、尊敬する可憐な同僚、バーのママ、尊敬する彼ら、物語、彼らの言葉と今回の本で読んだ言葉が少しつながりました。
次は、自分の経験が言葉とつながり、自分の中で問いに対する答えがさらに鮮明になるといいな。

来週は、また先生たちにワークショップを行う機会をいただけたので、図工において大事にしたい「RICE(Respect, Imagination, Creativity, Enjoy」と共に、前回よりも洗練したワークショップができるようにしたいです。
特に、鑑賞、他者から学ぶとは何かが体験できるようなワークショップをしたいと考えています。う〜ん。

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