見出し画像

【京都・下鴨神社】みたらし祭りに夢中です

休日の昼下がり。ひゃー、気持ちいいなー!京都・下鴨神社の池に足をつけ、じわじわと冷えていく体を感じて心が舞い上がった。下鴨神社では土用の丑の日に無病息災を願う「みたらし祭り(足つけ神事)」が開催中である。

訪れるのは今年で3回目。初めて来た時は神社で靴を脱ぎ、行列を作りながら冷たい池に足を入れるのに大きな違和感があった。でもジットリと湿度の高い暑さの中、キンキンになるくらい足が冷えるだけで爽快感があり、すっかり足つけ神事の虜に。参拝料を納めた後、池に向かってゾロゾロと歩きながら靴を脱いで列に並ぶのには慣れてしまった。

今年の帰り際、人混みで誰かが「足はサラサラやけど、体はベタベタやわ」と言っているのが聞こえた。確かに境内から鳥居を通り抜けても、足には池につけた時の爽快感が残っている。でも参道や境内を歩き回ったり、靴をバタバタと脱ぎ履きしたり、池の中で火がついたロウソクを献灯したり、スマホで記念撮影に勤しんだり。池からあがる頃には顔からの汗が止まらず、身体中が熱気に包まれていた。足は冷たく、体は熱い。あらためて体の温度を感じて「涼しくて満足しているのに、なんじゃこりゃ」と思った。

一瞬の「ひゃ!涼しくてたまらん!」を求めて、池でお参りするのだろう。大勢の人が集まる夏のイベントは暑くて苦手だが、「みたらし祭り」だけは楽しみにしている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?