やぶき

1998年生まれ 京都で生まれ育ち、今も京都に住む会社員 日常のこと、本や映画の感想文を書きます!

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最近の記事

本屋での出会い

本屋の中をぶらぶらと歩いていると読みたい本が見つかったのでレジに向かった。 「〇〇円です」  わたしはリュックから財布を出して現金で支払い。すると店員が「ブックカバーはかけますか?」と聞いてくれた。読んでいる本を他人に知られたくないし、普段からブックカバーを店でかけてもらっている。「はい、お願いします」と即答した。  あとはブックカバーがかかった本を受け取って店を出るだけと思いきや、店員が話を続けてくる。 「ブックカバーが4種類あって選べるんですけど、どれが良いですか」  え

    • 【京都・下鴨神社】みたらし祭りに夢中です

      休日の昼下がり。ひゃー、気持ちいいなー!京都・下鴨神社の池に足をつけ、じわじわと冷えていく体を感じて心が舞い上がった。下鴨神社では土用の丑の日に無病息災を願う「みたらし祭り(足つけ神事)」が開催中である。 訪れるのは今年で3回目。初めて来た時は神社で靴を脱ぎ、行列を作りながら冷たい池に足を入れるのに大きな違和感があった。でもジットリと湿度の高い暑さの中、キンキンになるくらい足が冷えるだけで爽快感があり、すっかり足つけ神事の虜に。参拝料を納めた後、池に向かってゾロゾロと歩きな

      • 【京都・祇園祭】山鉾巡行にひとこと

        本日は京都・祇園祭の山鉾巡行。各町内の方々が山や鉾と呼ばれる山車を引き回し、四条烏丸から河原町通をぐるっと北上して烏丸御池のあたりまで巡行します。 豪華爛漫な懸装品を纏った山鉾が次々とやってくる様子や、巨大な山鉾が交差点で勢いよく方向転換する“辻回し”を見れば、楽しめるのは古き良き京都の雰囲気。ただ、今年の山鉾巡行は平日に開催されるのです。後ろ髪が引かれる思いで、私はいつも通りに仕事しなければなりません。街中を人がごった返す中、電車を乗り継いで相手先を訪問するのは大変!仕事

        • 臆病者が映画「BLUE GIANT」を観て思ったこと

          私は臆病者である。自分の気持ちを曝け出して、一歩踏み出すのに不安を感じてしまう。 休職していた1年前、好きになった音楽や食べ物、映画を毎日記録していた。どんな部分に胸が熱くなるか、それに出会って何を感じたか。誰かに言われて始めた訳ではないのに、自分の時間を贅沢に使って夢中でペンを走らせる。ずらりと文字が敷き詰まったノートを見て、書くのが得意なのだと思った。そして毎日書くうちに芽生えたのは「誰かに読んでもらいたい、世の中の魅力あるものを知ってほしい」という気持ち。私はその気持

          不調の言い訳をさせてください

          毎日、体の調子が優れない。 お腹を下したり、眠れなかったり、左手の人差し指の先が謎にじんじん痛んだり。 仕事で集中力が途切れた時にその不調を思い出して 調子を戻す方法を考えては頭を抱えている。 たぶん他人から見れば、すこぶる健康なのだと思う。 熱はなく、病院に行くには及ばない。 頭が痛い時に薬を飲めば、薬が効き始めるよりも前に治る。 一度、朝から鼻水が止まらなくて 仕事を早退し、かかりつけの耳鼻科に行った。 会社では止まらない鼻水を我慢するあまり くしゃみまで止まらなくな

          不調の言い訳をさせてください

          好きなエッセイを読んで

          エッセイを読むのが好きで 増田ミリさんの本をよく読む。 彼女は想像力が豊かで、 英語教室での経験談と彼女の空しい気持ちが急につながったり、 うさぎが月でどのように暮らしているかを自由に書き綴ったりする。 また日常生活の小さな気づきにフォーカスを当て、 料理教室や天ぷら屋さんに行った時など 感情の流れを細かく表現しているのが素敵。 増田ミリさんは日々こんなこと考えて過ごしているのか! いつも感心しながら読んでいる。 増田ミリさんのようなエッセイを書いてみたいなー。 と考えて

          好きなエッセイを読んで

          夏の日差しが怖い

          お昼過ぎ。買い物のために京都市役所前駅から三条寺町に向かう。 駅の階段を上がると、涼しかった数日前にはない日差しを強く感じた。 「夏の日差しや!」 すぐさま肩にかけていたトートバッグの中から日傘を取り出した。 インドアで日焼けとは無縁だからこそ守りたい、自分の肌。 今年の春に新しい日傘を買って、ずっとバッグに入れて持ち歩いている。 商店街のアーケードの日陰に入ると安心し、日傘を閉じてバッグに戻す。 観光客や人だかりの邪魔になるし、できれば日陰だけを歩いて 目的の店まで

          夏の日差しが怖い

          忘れ物をゼロにする方法を考えてみた

          おはようございます。 前回の投稿からだいぶ日が経ち、季節は梅雨に向かっていますが いかがお過ごしでしょうか。 私は相変わらず元気です! 夕食後のリラックスタイムに無料デザインツール「Canva」で遊ぶブームが到来。 最近は「忘れ物防止カード」を作りました。 この「忘れ物防止カード」は会社で使う名刺サイズのカードです。 私は上着や傘を持って出社した時、家に持ち帰るのを忘れない目的で デスクに「傘!忘れるな!」などと書いた付箋を貼っていますが、 毎回書くのは付箋

          忘れ物をゼロにする方法を考えてみた

          パリッとした餃子が食べたい

          パリッとした餃子が食べたい!! 私にとって 「パリッと」が重要なのです。 まずは食感。 ウインナーやせんべいのように、 口に入れた瞬間、パリッと弾けるような歯応えは 噛めば噛むほどおいしい。 だから、求めるのは 表裏をこんがり焼いた餃子。 パリッと感が増す羽付きで、 豚肉の脂をたっぷり閉じ込めて、焼き上げます。 パリパリッ!そして、肉汁がじゅわー。 食感こそ、餃子の醍醐味です。 次は見た目。 見た目が立派なことを 「パリッとした」と言います。 関西弁では「

          パリッとした餃子が食べたい

          【映画】SPY×FAMILYを観て

          いつかサブスクで観れるだろう。そう思い、ずっと我慢していたSPY×FAMILYの映画を観ました。 SPY×FAMILYの詳細は割愛します。気になる方は、調べてみて下さい。 娘役で心が読める可愛いアーニャの、はちゃめちゃな思考回路をきっかけに、予想外な方向に物語が進んでいくのが面白い!殺し屋で妻役のヨルや、スパイで夫役の黄昏も、ずば抜けた能力を持っているのに、心の声はかなり脈絡がありません。登場人物それぞれの思惑が交錯しながらも、互いに仮初の家族を思いやり、危機的状況を切り

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          【読書感想文】松本清張の「ガラスの城」を読んで

          昭和に活躍した社会派推理小説家の松本清張。母に薦められて「ガラスの城」読みました。本作は1月4日にテレビ朝日系でドラマ化されています。 ドラマの詳細はこちら↓ ちなみに、私はドラマを観ていません。以下、本の内容を含みますので、ご容赦ください。 1.ある会社をめぐる複雑な人間関係 本作は2部構成。第1部は「三上田鶴子の手記」と題し、女性社員の三上田鶴子の視点で物語が進みます。そこで描かれる社内の人間関係はとても複雑です。社員の容姿や性格はもちろん、〇〇は□□に気に入られ

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          【京都国立博物館】特別展東福寺を観た感想

          こんばんは!ド真面目な食いしん坊 やぶきふうとです。先日、京都国立博物館の「特別展東福寺」を観に行きました。 特別展東福寺の詳細はこちら↓ 東京でも開催されていた、大規模な展覧会です。 1.禅宗美術の初心者には、音声ガイドが重宝しました! 私は音声ガイドを会場でレンタル。女優の木村多江さんの優しい声が、東福寺の世界へと誘います。禅宗美術の知識がゼロだった私でも歴史などが深く学べました。おそらく展示の説明文だけで理解しようとしたら、途中で飽きてしまったでしょう。「次は1

          【京都国立博物館】特別展東福寺を観た感想

          【映画】THE有頂天ホテルの見どころ!

          こんばんは!ド真面目な食いしん坊 やぶきふうとです。Amazonプライムで映画を観たので、見どころを紹介します。映画のタイトルは「THE有頂天ホテル」です! 映画の基本情報はこちら↓ 1.エピソードの数が多いホテルを舞台にした本作品は、従業員やお客さんなど多くの人物が登場しますが、ほぼ全ての登場人物にエピソードがあり、それが映画の中に散りばめられるように描かれています。「あの人がどうなるの?」と気になっている間に、新たなエピソードが始まったり、違うエピソード同士が連結して

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