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交差点で 戦車と対面

千歳の街です。信号が青から黄色に変わったとき、私の車の前を1台の戦車が轟音をたてて右折していきました。えっ?!


▲ 右折した戦車

信号待ちで、続く戦車と向かい合うことになりました。車線内には収まらない車幅で、横に並ぶトラックも路肩に寄って遠慮気味。戦車には路面を傷付けないようゴムパッドが取り付けられ、金属の履帯(りたい、クローラー)が浮いています。一般車両を挟んで後方には、さらに2両の戦車が信号待ち。午後1時50分、下校時間なのでしょう。ランドセルを背負った子供たちが歩道を歩いていました。

千歳市民にとっては珍しくもない日常の風景なのでしょうか? 戦車のウインカーが点滅しているのが何だかカワイく見えます。


▲ 軍用車両の通行予定(千歳市の情報に赤で加筆)

千歳市は「C経路通行予定のお知らせ」として、東千歳駐屯地~北海道大演習場間の自衛隊車両の通行予定を周知し、一般車両との混在通行に注意喚起していました。

私がたまたま出くわしたのは、演習場から戻る90式戦車だったようです。


▲ C経路(国土地理院の地理院地図Vector に加筆)

C経路」って、どこ? 調べるとこんなルート。千歳市街地の北側を走行するようです。新千歳空港に進入する飛行機の撮影ポイントを探していた私が対面したのは、クランク状の交差点の北側でした。

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そういや、東千歳駐屯地には以前に一度、入ったことがあったっけ。

▲ 90式戦車のプレート(2018年5月撮影)

5年前、東千歳駐屯地の一般開放で撮影した写真が残っていました。

▲ 90式戦車(2018年5月撮影)
▲ 90式戦車の後部(2018年5月撮影)

近ごろは、ロシア製戦車や NATO加盟各国からウクライナに提供されるという戦車を報道映像で目にする機会が多くなりましたが、東千歳駐屯地にはこんな特別な “戦車” もありました。

▲ ふわふわ戦車(2018年5月撮影)


※ 写真はすべて、やぶ悟空撮影

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