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道ばたの白い花
めずらしく花の話題など…。
6月、南風が続いて太平洋沿岸のわが街には朝から霧笛が響きます。そんなスッキリしない しっとり天気の時は、少し海から離れて北上することにします。
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車止めの柵から歩を進めると、白い花の根元がプクッと膨らんだ 道ばたの植物に目が留まりました。
Google Lens で検索すると、「マツヨイセンノウ」と出ます。見覚えも聞き覚えもないけれど、北海道では珍しいものではないようです。マツヨイ(待宵)と名が付くように、夕方から咲く花なのだと。見つけたのは昼間だったので、しぼんでいました。
5枚の花びらに切れ込みがあって、ひげのようなものが5本、出ています。花柱という、めしべの一部なのだそうです。…ってことは、これが雌花なのか。雌雄異株と書いてあったので…。
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太陽が低くなってくると、あちらこちらでポツリポツリ花が開き始めました。たくさんの毛が生えていて逆光に輝きます。
マツヨイセンノウは、別名が ヒロハノマンテマ(ナデシコ科マンテマ属)。英名は White Campion(ホワイト・キャンピオン)なのだと。campion を辞書で引くと、センノウ、マンテマ などと出てきます。どちらも私の知らない名ですが、ナデシコの仲間のようです。
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まん中に黄色いおしべが見える雄花も見つけました。花の付け根の袋は、少し小さめで赤っぽいようです。
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今夜、これから咲くのかもしれません。
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ここは 4年前から使われ始めた根志越遊水地。千歳川の治水対策で造られ、新千歳空港や千歳飛行場に着陸する飛行機が上空を通ります。
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遊水地は野鳥たちの天国。さまざまな鳴き声が聞こえています。でも私のようなド素人には見つけにくく、たまたま撮影できたのがこの方、ノビタキ(これも Google Lens で)。
天気のいい日にお気に入りの椅子などを持ち込んだりして、野鳥のさえずりを聞きながら空を行く飛行機を眺める…なんてのはどうかな。この日は適度な風が吹いていて蚊に悩まされることもありませんでしたが、木陰がまったくないので日差しには十分ご注意を。
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ちょっと気になった、白い花のハナシでした。
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※ 写真はすべて、2024年6月、やぶ悟空撮影