傾くヘリコプター(その1)
丘珠空港で道警(北海道警察)ヘリの離着陸をしばらく見ていました。ヘリコプターが大好きなものですから。
この機は道警ヘリ5機の中でいちばん新しい、エアバス・ヘリコプターズ H135(JA21DK)。日本での登録上は EC135 P3 ですが、同社は2015年に製品名を変更して(旧)EC135 P3 を(新)H135 と名付けたので、この記事では H135 とします。
(航空局に登録されている型式証明の型式名は EC135 P3で変更なし)
この3枚と冒頭の写真は H135の離陸シーン。少し左に傾いています。真上に上昇しているのに不思議だと思いませんか?
左から横風が吹いていたんじゃないの?と思うかもしれません。この日は10ノットをやや超える風がほぼ正面から吹いていましたが、左の横風成分はわずかでした。
撮影時にカメラが傾いていた? はい、確かに。でもその傾きは背後の建物などを基準にできる限り修正しました。
実は、メインローターとテールローターからなるこの手の一般的なヘリコプターは、ホバリング中、無風でも傾いてしまうのです。何故なんでしょう?
<ヒント!> H135ヘリコプターは、メインローターが上から見て左回転(反時計まわり)します。メインローターがこれとは反対に右回転(時計まわり)するヘリコプターの場合は、右側に傾きます。
その理由は、次回の分析で。楽しみに1週間お待ちください。
※ 写真はすべて、2022年5月、やぶ悟空撮影
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