ちょっと古いBMWに、ちょっとだけ乗ってみた（その１）
おためし
新千歳空港の周辺にはレンタカー屋さんが多い。国産の新車同様を借りることができる大手各社はもちろん、中古車を安く貸し出してくれる店も数えきれないほど。単身赴任中は、格安の飛行機と格安の中古レンタカーを組み合わせて便利に利用していました。
そんな千歳ベースの中古レンタカーの中で、輸入車を手ごろな値段で貸してくれるところがあることに気付きました。一度は運転してみたいと思うガイシャは数々あれど、オーナーになるには何かとハードルが高いもの。でもレンタカーだったら私でも気軽にお試しできそうです。
そんなわけで、初めて BMW320i を借りて、２日間でおよそ320km走行した、素人ドライバーの体感レポートです。
クルマを選ぶ
自分の趣味嗜好だけで車種を選んでいい若いときなら、セダンはまっ先に除外していました。その後は家族ができ、その成長と活動に適した何台かの車を経た上で、再び好きに選んでも構わない歳ごろになりつつあります。実際のところは、つれあいの許可なく決められるはずは ありませんが…。
でも今回は、ちょっと借りて走ってみるだけのこと。それなら、これまで除外し続けていたセダン、それもちょっとセンスがいいのにしてみようかと心が動いたのが、このクルマでした。
BMW 320i セダン（E90）
・初度登録：2011年6月
・走行距離：約77,000km
・型式：LBA-PG20
・エンジン型式：N43B20A
「間違いだらけの…」で有名な徳大寺有恒さんは、何かとフォルクスワーゲン・ゴルフを基準にして車を比較していたようです。そんなにいいクルマなら運転してみたいものだと日頃から思っているのですが、残念ながらここの輸入中古車レンタカーに GOLF は見当たりません。
若いころの私は、セダンの基準にするなら BMW318 あたりじゃないのかな、と運転したこともないくせに勝手に思っていました。そんな記憶を手繰りつつ、排気量2000ccの４気筒自然吸気エンジンで、12年前の壮年３シリーズセダンを借りることにしたのです。機会があるか分かりませんが、今後ほかの車を運転するときのベンチマークになりそうな気がします。
その 320i の評価は何を基準にしましょうか？ 大変失礼ながら我が家で使っている SUVタイプの軽ターボ車と比較するしかありません（笑ってお許しください）。ほかに、これまでに運転したことがある車の感触も、記憶の奥底から引き出せるかもしれません。
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長くなりそうなので４回に分けてお届けします。この続きは、次回をお楽しみに。
※ 写真はすべて、2023年5月の北海道で、やぶ悟空撮影
（ナンバープレートは画像処理しています）