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読書 「Pythonでデスクトップアプリを作ろう 」中島省吾 (著) 日経BP 学びにはやっぱり本が必要

1 この本について
雑誌、日経ソフトウェア(その別冊?)に掲載された記事をまとめた本で、GUIのTkinterを学ぶために購入しました。今どきの本なので、ネットからサンプルプログラムが入手できて、さっそく、いくつかダウンロードしたので、これから本格的にさわります。
単純なプログラムなのにフリーズして困っている初心者の私。その原因と対策が書かれていたりして、私が読むのに、ちょうどいいレベルです。

2 本書との出会い
先日、新宿に用事があった時、待ち合わせの一時間前に着くように家を出て、紀伊国屋新宿本店の4階にあがり、電子/電気の本をたくさんながめて楽しみました。ペーパーレス時代、本が売れない時代なのに、今でも最寄り駅の駅前書店の数倍?あるいはそれ以上の品揃に、少し驚き。つぎからつぎへと本を手に取って、ちらちらと見ただけで、あっと言う間に、待ち合わせ時間が近づき、せっかくだから一冊買おうと選んだのが、この本です。

3 学びにはやっぱり本が必要(私見)
ネットの情報から、学ぶことは重要です。加えて、GitHubのような素晴らしい仕組みを利用して、自分からプログラムを公開すれば、世界中の人と連携して学べます。その上で本について書きます。

デジタルの時代、なにもかもがネットだけで勉強できそうですが、そうではなくて、初心者はきちんと学ぶために、領域のエキスパートは教え方を学ぶために、本は必要です。仕事で関わっている国立大学の情報系学科の学生さん(修士と博士)は、新しい研究を始める前に、沢山の本を買って読んでいました。本が必要なのは、昭和世代だけではないです。以下は、私の視点ですが、プログラミングに関するネットと本の情報の比較です。

ネットの情報
 ・最新の情報がすぐに手に入る
 ・海外の情報が簡単に手に入る
 ・多くの情報が相手に理解してもらうように書かれていない
 ・英語の情報を和訳した情報が多い(訳しただけで満足してる?)
 ・差し込まれる広告がじゃま、もしくは不快で、読む気になれないサイトが少なくない
 ・情報の信頼性が低い、サンプルが動かないものがある(アップした時は動いたのでしょうが、メンテされていない)

本の情報:
 ・読み手にわかってもらう姿勢で書かれていている
 ・著者とコンビで編集者さんが、読み手の視点で、記述をチェックし、時に修正して作り上げている
 ・著者、出版社が公になっているので、動かないプログラムをサンプルにする可能性が低い
 ・あたりまえのことだけど、読んでいて、じゃまな広告は入らない
 ・1つのページを大切に読み、理解しようと努力する


写真1 Python+Mediapipeで手を認識している様子
ここまでなら、プログラムの知識なしで遊べます


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