ナポリ&プローチダ弾丸節約旅行 2泊3日 ナポリ編
こんにちは
2024年9月からローマに1年間留学しているリョウタです
ローマやイタリアに留学するうえで役立つ情報を載せるnoteを書きたいのですが、怠惰な私が常にお役立ち情報を見つけられるわけもないので、繋ぎとして今日は大学が始まる前に行ったナポリとプローチダ弾丸旅行の様子を書きたいと思います
午前5時半起床
寝ぼけ眼をこすりながら着替えと準備を済ませ、7時半のテルミニ駅での待ち合わせに向かう。(今回は同じ大学の日本人3人旅)
家からはトレニタリアのRoma Monte MarioからValle Aureliaで乗り換え、Valle AureliaからはメトロA線で約15分。余裕をもって6時45分には駅に到着。しかし、この日に限ってRoma Monte Marioに向かうとなんと….
電車が全く動いていない…..
到着してから10日ほど、これまでも電車遅延には出会ってきたので慣れたつもりだったもののまさかの大遅延&キャンセル。というかキャンセルってなに????
時刻は午前7時前
急いで他の行き方を探さないと。幸い駅前からバスがいくつかメトロA線の駅に接続しているのでチケット無しで飛び乗る。バレると結構な額の罰金らしいので検札が来ないことを祈りながらバスに揺られること25分。(なぜチケットを買わなかったかは別のnoteにあげようと思います)無事に無賃乗車でLepanto駅到着。
午前7時30分
メトロはさすがに券売機で購入。なんとか乗り込み20分ほどでテルミニ駅到着。日本人らしくつい数日前にオープンしたテルミニ駅内のユニクロで待ち合わせ。
午前8時6分
幸いなことにナポリ行につながる乗り換えの電車は定刻通りに運行していた。Fomia-Gaeta駅での乗り換えを含めてレッジョナーレでおよそ3時間の旅。一番早いフレッチャロッサより2時間遅いが13ユーロという安さには替えられない。(フレッチャロッサは同じ区間で48ユーロ)
午前11時30分 ナポリ着
第一印象は想像以上にキレイ。イタリアの大都市でも最も雑多なイメージが強いナポリだが駅前はさすがに瀟洒で明るい色の建物が並ぶ。ただ駅から徒歩1,2分離れたところのマンションは少し老朽化しており、正直ベトナムやタイといわれても納得してしまうような雰囲気。駅から歩いて10分ほどのマンションの一角にあるB&Bにチェックイン。B&Bはスパッカ・ナポリの近くだったのでスパッカ・ナポリから散策を開始。ナポリの下町の雰囲気を色濃く残すスパッカ・ナポリは平日でも観光客や地元の人でにぎわっていた。途中キリストの生涯に関する人形を飾った教会に立ち寄ったあと、近くでcuoppiと呼ばれる魚のフリットとピッツァ・フリッタという揚げピザを食べる。ローマに比べて若干物価は安いようで二つ合わせて10ユーロちょいだった
午後2時
スペイン地区を中心にマラドーナの壁画とガッレリアに立ち寄ってから王宮方面まで歩く。途中さすがに疲れたのでバールに入りナポリ名物ババ(キノコ型のふわふわのケーキを甘口のラム酒に漬けたもの)とエスプレッソで一休み。しかし、やっとたどり着いた王宮は何かの行事で広場が閉鎖されており、回廊を歩くことしかできない。それでも両シチリア王国の旧王都の中心部はとても美しかった。前方には広大な地中海、左手には雄大なヴェスヴィオ山を望む高台に建つ王宮は隣接しているバジリカとともにリソルジメントから160年を過ぎてなお往時の栄華をしのばせていた。
午後3時
王宮を抜け目的地のポジリポの丘に向けて海岸沿いを歩き続ける。改修中の卵城を遠くから眺め、少し歩いたところで急な雨。通り雨なことを祈りつつ進むも雨脚が強くなってきたため途中でギブアップ。今回はかの有名なポジリオの丘からのナポリの風景を見ることはできず、B&Bに帰るために来た道を引き返す。途中でカステル・ヌオーヴォを見ることができたのはうれしかったが何故か正門にネットがかかっていた。(鳥害対策かな?)ナポリに寄港する豪華客船を眺めながら再びナポリの旧市街を歩くと一つ気づいたことがある。ナポリはローマに比べて服のお店がとても多い。有名ブランドなどはないものの、安いものでは5ユーロほどから高い物でも50ユーロほどの商品を取りそろえる沢山の服屋を抜け、途中教会に立ち寄り(教会もめっちゃ多い)B&Bに到着。その日の夜のベッドをかけた7並べは最下位にしずみ、あえなくシングルベッドで寝ることとなった。
午後6時
再び海岸沿いに向かう。ヴェスヴィオ山とその周辺の夜景を楽しみながら海に面したレストランに入り、みんなで一人一枚のマルゲリータを頬張った。アンティパストとして頼んだフリットとビール0.66ℓで全部で20ユーロ弱。観光客価格な気がしないでもないがロケーションを考えると許容範囲だろう。しかもマルゲリータがとにかく大きい。ローマのピザに比べて若干分厚く大きいナポリの本場マルゲリータは一枚で成人男性を満腹にするには十分だった。
午後9時
帰りもまたB&Bまで歩く。結局ナポリのメトロは使用しなかった。帰ってから歩数計を見るとなんと一日で3万5000歩も歩いていた。これでマルゲリータ分くらいのカロリーは消費できているとよいのだが…夜のナポリの海辺はカステル・ヌオーヴォや卵城、王宮などがライトアップ昼の太陽とは違う暖かな暖色に照らされて幻想的だった。B&Bに戻ってからは次の日のプローチダに行く旅程を確認したのち少し3人で遊んで就寝。ワードウルフなんて高校ぶりにした気がする。ここで一日目を終わりたいのだが、ここからがナポリの洗礼。12時過ぎにベッドに入ったのに外からしばしば漏れ聞こえる爆竹の音。窓が閉まらなかったこともあり30分毎に起こされる。爆竹が鳴りやんだのは午前2時過ぎで結局寝付いたのは午前も3時をまわったあとだった。
2日目 プローチダ編に続く…