見出し画像

ナポリ&プローチダ弾丸節約旅行 2泊3日 プローチダ編

こんにちは
2024年9月からローマに1年間留学しているリョウタです
前回のナポリ編に引き続き、今回は弾丸旅行のプローチダ編について書いていきます。

プローチダ島とは?

プローチダ島はカンパニア州はナポリ沖に位置する小島。近くにはイスキア島やカプリ島といった有名な島があることもあり、日本での知名度はそこまで高くない。(滞在中アジア人は私たち以外見なかった)もしイタリアで他の人が訪れたことのない場所に行ってみたいという人にはオススメ。気になる人は"Il postino"という映画がプローチダ島を舞台にしているので観てみましょう

午前7時起床
前日ナポリ観光のために歩いた3万5000歩の疲れはシングルベッドでもおおかた取り除くことができた。(シングルベッドの経緯は前回を読んでください。大した理由はないです)

軽く身支度を済ませて朝8時にはチェックアウト。B&Bのオーナーに鍵をテーブルに置いた旨だけ伝えればいいので非常に簡単。プローチダに向かうフェリーが出る港であるPozzuoliにはメトロもしくはトレニタリアで向かうことができるので、まずはナポリ中央駅まで向かう。朝ごはんを食べていなかったため、イタリアらしくナポリ中央駅近くのバールに寄ってみる

Sfogliatellaというナポリ名物のパン?お菓子?とカプチーノで5ユーロ ちょっと高め…

糖分とカプチーノのカフェインで頭を覚醒させ、メトロに乗るために駅構内に入った。しかしメトロの乗り場がよくわからなかったため結局トレニタリアでPozzuoliに向かう。電車はおよそ20分遅れていたものの何故か予定より10分早く、30分ほどでPozzuoliに着いた。(なんで11kmに30分もかかるの?というか何故早く到着した??)Pozzuoliは小さいがキレイな街だった。Pozzuoliの駅から歩いて20分ほどで港に出る。駅が丘の上にあり、港は街の最下層のにあたる場所に位置するため下り坂をずっと歩いて膝が痛かった。今回乗った船はこれ

観光用というより地元民の往復用なのかもしれない

午前10時過ぎに出航
そこまで大きい船ではないが、特に揺れることなく私含めて3人とも酔わずに30分ほどの船旅を楽しむことができた。9月末のティレニア海の風は涼しく、長袖のウィンドブレーカーを羽織っていて心地よいくらいだった。 

波は穏やか
逆光だが右側にはカラフルな街並みが広がる

今回は一緒に旅行した友人の一人がプローチダに親戚がいるので出迎えてもらった。家&昼食に招待していただけるとのことで、車で一度家に向かい荷物を置いたあと、すこし散歩に外に出てみる。プローチダは全長3kmほどの小さな島で中心部に至っては東西約500mほどしかないため、1時間ほどの散歩でだいたいの有名どころは訪れることができた。家に帰るとちょうど昼食の用意が終わるところだった。

プローチダの中心部 シーズン終わりだが観光客も多い
サムネと同じ場所から撮った島のほぼ全景
カラフルな街並みと青い海が広がる

地中海を望むテラスでイタリア人と日本人で囲む昼食ではトマトのパスタにライスコロッケ、カリフラワーの炒め物と付け合わせのパンのみならず、モッツァレラチーズ丸ごと一つをいただいた他、さらにデザートにはメロンと自家製チョコレートケーキまでふるまっていただいてお腹は大満足。抜群のロケーションも相まってイタリアに来てからもっとも幸せな瞬間の一つだったと思う。

昼食はどれも絶品 これが毎日食べられるならイタリアに一生住みたい

締めのエスプレッソまでもらって2時間ほどお世話になったあとホテルに向かう。今日は友人のうち一人は親戚の家に泊まるとのことで2人での宿泊。海を意識した青い部屋のホテルで洗濯とシャワーを済ませたあと、1時間ほど昼寝をして3人で再び合流。島の端にあるビーチに夕日を見に行く。途中のミニマーケットでビールを買ってビーチに向かうと時刻はすでに午後6時も半分を回っており、夕日の具合もちょうどよい。ビーチに座りビールを開けて乾杯する。

ペローニを呑みながらビーチに佇む

イスキア島の影に沈む夕日を眺めながら(本当は地中海に沈む予定だった)ビールを空け、波打ち際で遊んでいると市国は午後8時に近づきまわりはもう真っ暗。プローチダは夜が遅い島なのか多くのレストランが深夜まで営業しているため、この時間からレストランを探してもなんの問題もなし。午前に到着した港の近くのレストランで夕食を食べる。ハウスワインやアンティパストにニョッキやとピザを食べつくすと時刻はすでに日付がかわるころになっていた。解散してホテルに戻って就寝する。

アンティパストとハウスワイン
ニョッキもおいしい

翌日午前9時起床
可能であれば日が昇りだす7時頃に起きて、島の東岸が見下ろせる高台まで行きたかったのだが、私も友人も起きられず断念した。チェックアウトを済ませ、中心部のはずれの方にある教会のふもとでテイクアウトしたバールのパンとカプチーノをつまむ。その後、親戚宅に前日のごはんのお礼を伝えに行ったところ再び家に招いていただき、小一時間談笑した。イタリア語をすでに3年近く勉強しているとはいえ、まだまだボキャブラリーが貧弱なため何度も聞き返すこととなったが、そのたびにわかりやすく丁寧に話してくださってとても良いイタリア語の勉強になった。さらには帰りの旅路で食べなさいとプロシュートとモッツァレラのパニーノとバナナまでいただいて本当に二日間至れり尽くせりで過ごさせてもらった。次に訪れる機会があったらイタリア語をしっかり喋れるようになって驚かせたい。

友人の親戚宅からの眺め 遠くにはイスキオ島も見える

午後1時30分のナポリ行フェリーで帰宅予定だったので、正午ごろにお暇し港を少しぶらぶらしてから船に乗りこむ。帰りは電車の都合もありPozzuoliではなくナポリ着の船だった。港からナポリ駅までは徒歩20分ほどの道のりで、途中再びヴェスヴィオ山が見える場面があったものの山頂はまたしても雲に隠されていた。この旅行中はついぞヴェスヴィオ山の山頂を拝めることができなかったのが唯一の心のこり。駅に着いたらあとは電車に乗り込み2時間半の鈍行の旅路。途中でいただいたパニーノとバナナを頬張り少しウトウトしていると帰りはあっという間で、午後6時ごろにテルミニに到着。幸い帰りは忌まわしきトレニタリアも時間通り動いており無事午後7時すぎに帰宅。2泊3日の弾丸旅行ではあったがナポリの喧騒とプローチダの穏やかな美しさは是非もう一度行きたいと思わせる魅力があった。もしイタリア上級者で北イタリアやローマに飽きた、もしくは少し珍しい場所に訪れたいと思う人がいれば心からおすすめしたい。

プロシュートとモッツァレラのパニーノ 絶品

最後に節約旅行と題名に書いているのでおおよその予算を書いておく
ナポリ
交通費(ローマから) 往復28ユーロ
宿泊費 28ユーロ
食費 40ユーロ (フリット、揚げピザ、バール×2、夕食のリストランテ)
観覧料 なし(弾丸旅行のため今回は外から見るだけが多かったが、ガレリ      
       アなどは中に入れる)
計 96ユーロ

プローチダ
交通費 往復30ユーロ
宿泊費 36ユーロ
食費 25ユーロ
計 91ユーロ

3日間合計 187ユーロ 約3万円
ここまで書いて思ったがそんなに節約できてない…
でもイタリアの観光地で1日1万円は割と耐えてる方なのでギリセーフかな

最後まで読んでくださりありがとうございました
次回はローマでなぜ無賃電車が横行するのか考察もしくはビザ(Dタイプ)の申請方法とそのポイントについてを書くと思います




いいなと思ったら応援しよう!