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映画を語ろうを語ろう。

TAMA映画祭実行委員をしていた頃(2012~2018)、黒川さん(キノコヤの店主)と一緒に「映画を語ろう」というプログラムを企画していました。

2012年
http://www.tamaeiga.org/2012/program/012.html
2013年
http://www.tamaeiga.org/2013/news/2014/02/news65.php
2015年
http://www.tamaeiga.org/2015/program/C-14.php
2016年
http://www.tamaeiga.org/2016/program/C-13.php

私は映画祭実行委員の経験を通して、幅広い世代の方と映画を語ることの面白さを知りました。実行委員の人と会ったり会議で集まったりするたびに映画について話す機会が多く、語ることが当たり前になっていたのですが、離れた途端、フランクにいろんな人と「あの映画観た?」「あの映画が~、この映画は~」って話をする機会が減ったなあ…と思っていたんです。

そして2019年の夏、黒川さんと久し振りに「映画を語ろうinキノコヤ」を企画しました。幅広い世代のいろんな人が集まり、最近観た映画や昔からずっと好きだった映画についてアレコレいろんな話をし、映画について語ることの面白さを改めて実感しました。

Twitterやnote、レビューサイトなどで自分の感想をまとめるのも良いですが、語り合うことで映画を中心にいろんな視野や考えが広がり、自分のなかで新たな価値観やものの見方が生まれる感じがあるんですよね。

映画の観方や解釈って人の数ほどあると思っているので、誰かの感想を聞いて、「なるほど、そういう観方もあるのか!」「あのシーンはもしかしたらああだったのかもしれない!」とか、観た映画のことを思い出して咀嚼する時間も面白いですし。

今年に入ってから仕事が少し落ち着いてきたのと、これは語りたい!という作品を観たため、2021年3月に『花束みたいな恋をした』を語る会と『あのこは貴族』を語る会を久し振りに開催しました。(どちらもinキノコヤ)

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入れ代わり立ち代わり10~15人くらいの方にご参加いただき、シーンやセリフ、衣装やロケーションや設定、他の作品と照らし合わせて想像しながら・・・などなど、いろんな視点で語りつくしたような気がします。(楽しかった~!)


私は、いろんな映画を観るようになった10代後半の頃から、映画から教えてもらったことがたくさんあるように感じています。

映画はいつも、目の前のことや自分の身の回りのことだけではなく、俯瞰した視点からいろんな生き方や人生があることを教えてくれている気がするんです。

フィクションでも、私たちの日常と地続きである(かもしれない)ことを教えてくれる感じとか、自分の中に選択が増えて、思考が豊かになるような感じとか。

そして、そんな“映画”をいろんな人たちと語り合うことによって、日常にも新たな視点や気づきが生まれる感じがするので、映画を語ろうinキノコヤは、これからもちょこちょこ開催していきたいなと思っています。

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