美容室でのリーダーの役割と未来のためのアシスタントの成長
とある本で、
「リーダー」
組織の方向性を示し、実効性の計画を立て、組織や人に影響を与える
「マネージャー」
個々人の目標を設定し、個人、チーム、組織に対するルールを決めて実行する
と書いてあった。
似てるようにみえて、違う。マネージャーは決してリーダーではなくても良いし、リーダーはマネージャーでなくても良い。
リーダーは、近々のことではなく、先のことを見据え、考え、計画をする。
マネージャーはその計画や方向性やテーマ、ルールを伝え、できてるかできないかを判断して、正していく。
リーダーがしっかり方向性を示さないといけない役割。リーダーはその社会や団体の象徴になっていかないと社会にもスタッフにも認められないかなと思う。
僕ら美容室におきかえると、人数が多い美容室ほど役割分担が必要とされる。オーナー、店長、副店長、会計係、材料係、テクニカル係、広告担当、などなど。
オーナーであったり、代表がリーダーであり、店長やチーフがマネージャーとしての役割になることが多い。
でもオーナーさんが美容師としてプレイヤーであり、経営もしている少人数の美容室はリーダーとマネージャーは一緒になっているところが多い。
でもでも、美容室はオーナーがいても、店長とかがリーダーになり、組織や下の人に影響を与えることもあると思うし、そうなる方が、未来や先を考えると次へ次へとステージも変わり、お客さん目線でも常に変わる新しい刺激のある、変化が良いのかもしれない。
よく、
「自分のお店は自分で変える」
とか
「お店は店長が主役」
とかいうオーナーさんがいるけど、美容室に関してはそうなるべき必要があるのかもしれない。
そうならないと、現状維持よりも、下降してしまうから。
美容室は現状維持はダメだと思う。「今までと一緒」「安心する」「任せられる」のような安心感はもちろんお金を払う以上最低限必要。でも本当の美容室に求めることは、スタッフの成長であったり、新しいスタッフ、新しいメニュー、そして常に自分に新しいスタイル提案をして、相手に生活に新しい光を提供すること。お客様は当たり前のように、常にお客様に新しい変化や刺激を求めているはずである。
「美容室は常に先のため行動して、人が成長し続け、右肩上がりにしないといけない社会であり空間。」
アシスタントはスタイリストを見て、スタイリストはチーフやスタイリストを見て、育ち、引き継がれていく。上に立つ存在がしっかりして、いかないと育たないし、引き継がれていかない。
僕らは成長して行く過程で、先輩達から引き継がれていく技術や習慣を身につけていく。そこに自分なりのエッセンスをプラスして、さらに良い方向性に進むべきことはできるはず。自分の為にも美容室のためにも。だからよくオーナーたちが「環境を変えるのは自分次第」と言われるのかなと思う。
アシスタントの時から、
今の自分に
「できること」「得意なこと」「好きなこと」
の3つの長所を伸ばし続けて欲しい。スタイリストになり個性として出して、生かして欲しい。そして、その個性をエッセンスにして、サロンをより良くさせないといけないのかなと思います。
みんなスタイリストになり、いつかみんながお店の主役になるように。