なぜ美容師の僕がコーヒースタンドを作るのか
お久しぶりです。
ヤベケンタです。
タイトル通り、僕は美容師ですが、コーヒースタンドを作ります。
「えっ、なんで???」
とほとんどの方が言います。
融資して頂く銀行の担当者さんも、不動産屋さんも、お客様も、スタッフもみんな言いました。
(即答で、いいんじゃない!と言ったのは、はるかさんくらいですね笑)
というわけで、説明しようと思います。
先に結論から言うと、
「毎日楽しく生きたい」
「僕にできることは何でもやって縁を繋ぎたい」
からです。
1.【美容師の僕が15年美容師をして感じてること】
「僕は、自分のやったことで喜ばれ、たくさんの人に必要とされたい、自分が幸せになりたい」
と思い、美容師という職業を選びました。
おかげさまで、技術を身につけて、自分の美容室を作り、たくさんの方にsiloに毎月来て頂いてます。
感謝しております。ありがとうございます。
美容師はすごく良い仕事だと思います。
たくさんの方の人生に携わることができ、幸せしかありません。美容師は最高です。
美容室の良いところは、お客様とじっくり話しをして、提案できたり、相談に乗れたり、自分の話しができたり。軽いセミナーができます。毎日が僕はセミナーです。それを楽しんでます。
ですが、美容室は月に一度、もっと長い方は2〜3カ月と来店は空きます。
みんな何を毎日考え、どんなライフスタイルをしてるのだろう。
そこ知らないともっと良いスタイル提案できないんだよなー。とか思ったり。
んーもっとたくさんの日常に関わりたい。
毎日、「こんにちは」「今日どうしたの?」とか挨拶がしたい。とずっーーーーーっと思ってました。
2.【僕の毎日のルーティンで、日常に欠かせないものがコーヒーだった】
僕は、昔からコーヒー屋さんに憧れがありました。
バイト経験はないものの、働きたいとも思ってました。
siloをオープンする時、内装の参考にしたのはコーヒー屋さん。当時、ブルーボトルコーヒーの清澄白河のオープンもあり、見て学び、すごく良い雰囲気と感じてました。
朝起きて、コーヒーを飲むのも習慣。お店に来ても、コーヒーをドリップして飲んで。お客様に出すコーヒーもドリップして出してます(siloのスタッフが働くにあたり、掃除のほかに、ドリップの仕方も教えます)
siloのある商店街で美味しいコーヒーが飲めない。
コンビニコーヒーやベローチェはあるけど、んーーーって感じでした。
3.【野方にある「デイリーコーヒースタンド」との出会い】
火曜日夕方、次女がバレエ教室に行く時、送り迎えをしています。
送ったあと、迎えまでの1時間、暇でした。そんな時出会ったのがデイリーさん。
最初は申し訳なく、時間をつぶさせて頂いてました。
その時間で感じること、それはここのコミュニティが最高で、地元の方、おじいさんやおばあさん、外国の方、お洒落な方、様々で、
「美容室にはない地域感と距離感と日常感」
を感じました。
憧れもあり、すごく雰囲気も良く、幸せな場所だと思い、毎週行きました。
次女が社交的なこともあり、店主の小川優さんとも知り合うこともできましたし、ここでの出会いが先にいろいろ僕に影響や繋がりを広げてくれたすごく良い場所です。
4.【コーヒー屋さんを自分でもやりたいと思うようになった】
コーヒーをツールでたくさんのひとの日常に関わりたい関われたらどんなに幸せだろうと思うようになりました。
後押ししてくれる身近な存在のはるかさんや妻や家族もいて、チャンスがあればいつかやろうと思ってました。
やるならsiloと同じ商店街。商店街の活性化にも役立ちたいし、もっと地域の役にも立ちたいし、地域の人と関わりたいと思ってました。
と思ってたのは2018年。もう2年前からなんです。
5.【タイミングが来た。そして全てが重なった。】
最初はsiloの下、1階を考えてました。ですが、大家さんが使ってるのでもちろん無理笑。ダメなものはダメ。諦めました。(デイリーの小川優さんもここならやれるって言ってましたね)
そして、しばらくたったある日。
全てが動き出しました。
とある物件が空いたので、詳細確認をしに、お世話になってる隣のビルの不動産屋さんに行ってみました。
「あそこはやめた方が良い」と。
そっかー残念と思い諦めたところ、
目の前のおばさまが「うちのとこ空くよ」と一言。
「???」と思ったのですが、その方は、気になってた雑貨屋さんが入ってるマンションの大家さん。
「ほんとですか?そこでやります!」と1つ返事。そこから動き始めました。
そこから、一気にいきます。
その日、助成金申請の締め切り日だったので、とりあえずエントリー
↓
銀行融資の相談
↓
産業支援センターの面談 x3回
↓
事業計画書作成
↓
助成金申し込み
↓
物件契約&融資取りまとめ
↓
メルボルンでの視察
(これコーヒー屋さん出店関係なく、行くの決めてたんです。まさかの良いタイミング)
↓
融資確定
↓
スタッフ募集開始! ← イマココ
↓
内装(デキマスワークス)
設備(obscure coffee roaster)
打ち合わせ
↓
助成金面接
↓
内装確定
↓
工事スタート
↓
コーヒートレーニング
↓
プレオープン
まだまだこれからです。
6.【みんなができないことを僕がやる。そして新しい何かを動かしたい】
今回、他業種なのに、融資を実行できたのは、
今までたくさんの方に出会い、助けてもらい、お客様が来てくれて、家族やスタッフのみんながいたからです。
周りが評価してくれる数字は、僕ひとりの力ではありません。みんながいたからです。
評価してくれるから次のことが僕にはできる。
ということは、やらないといけないし、
新しい何かを動かして、まだ出会ってない人との繋がりを生まないといけないと思ってます。
それがいつか僕からの皆さんへの恩返しになるのではないかと思ってます。
1人の力はたかが知れてます。
なおさら、僕の力はたいしたことありません。
みんながいるからできるんです。
「やりたいことをやる!」言うのは簡単です。
そう見えてるかましれませんが、実際は、
「やりたいことを伝え、応援してくれる人と一緒に作りあげる。」
と思ってます。
そして、最後は自分が一番楽しんで、幸せな毎日をおくれたらと思ってます。
さて、silo coffee stand はこれから動きます。
お楽しみに!
silo
ヤベケンタ
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